帰宅してみると、もうすぐ月が沈みそうだったので、慌ててセレストロンC5をAZ-GTiに載せた。何も慌てる必要はないのだけれど、NANO1とC5の組み合わせで月の写真を撮ったことがなかったので、どんな写りになるのか気になっていた。C5もNANO1もAZ-GTiも軽量機材だからラクラク準備完了だ。
最初は写真撮影にしようかと思っていたのだけれど、NANO1のリモートアプリ(Android版)がバグだらけでシャッターさえも切れない。リモートでシャッターが切れないとブレるのだよ。トホホ。仕方がないのでMP4で撮影した。動画ならシャッターを切って絵がブレてもそこだけトリミングすればいいからね。かわいい見た目だけど、ひどい出来だ。
Synscanにつながずに架台を手で動かしたので思うようにフレーミングが出来なかった。マニュアルで使うなら、普通の経緯台の方が絶対に操作が楽。ただ、うちにある経緯台に付けっぱなしの三脚が弱小なのでC5を支えられるか分からなかったし時間も限られてたしだ。
NANO1のJPGはダメだけど、動画はそこそこ撮れるな。撮影データは次のとおり(たぶん)
Telescope:Celestron C5
Camera:TinyMOS NANO1
Settings: 1/30, F8, ISO 800
Filter:LPS-V4
時折、小刻みに震えるのは電車が通り過ぎたから。普通の鉄道でこれだから新幹線の振動ってすごいんだろうな。オヤジさんの苦労がしのばれるよ。シュミカセなのに色収差が出ているのはフィルターのせいだろうか?
BGMはYouTube Studioで適当に探したファイルを採用。なんとなくけむけむさんの趣味っぽい雰囲気の曲だと思う。動画の尺は曲の長さに合わせた。ダビンチョを触ってみようと思ったけど、勉強するのが面倒な日だったから、iMovieで編集した。
晴れの海に沿うコーカサス山脈の北側にある指二本で地面を突いたようなクレーターは、南がエウドクソス、北側がアリストテレス。エウドクソスは、紀元前4世紀の古代ギリシアの数学者、天文学者。
この記事へのコメント
いいBGMっすねぇ。Shazam しました。’Etheial Choir Ascends’… メモメモ。
触れるのは、ここかよッ!?
けむけむさん、そこですかっ! てっきりダビンチョか電車の揺れにコメントだと思っていたのに(笑)
なんか色が出てるよね。(・_・)フムフム
ベイヤセンサーによる色モアレかな?と思ったけど、一色なので光学系によるものなんだろうと推測。(得意の根拠なし)
是空さん、自分で書いておいて言うのもなんですが、低空だったので大気分散による色ズレかもしれません。
あぁ、それもあるね。^^
あっ、そうそう、今月の天ガのフォトコンを見ていて興味深いものを見つけた。
夏のリング状星雲を3つ写したものなんだけど、2つは白鳥座で1つはわし座でNGC番号は忘れたけど、それを見るとそのリング状はどの角度からみてもリング状のように思える。
どうして、そう思えるのか?と聞かれると困ってしまうんだけど、そう見えるんだよね。
M57もどこから見てもリングに見える説も「あり」かも。^^
間違ってるかもしれないが、前回”環状星雲”って書いたけど、これって形状によるカテゴリではなくM57自体のことみたいだね。
是空さん、わし座だとNGC6781ですかね。ラディッシュとかドラゴンフルーツの輪切りみたい。一般名詞としては惑星状星雲ですか。明るいので東京でも撮れそうだけどこれまた小さそう…。
惑星状星雲は、明るいのと淡いのがいます。恒星がゲロゲロやってからの経過時間に因るんだろうと思いますけど、詳しい事は知らんす。
1600mmで色々撮影してみましたが、1/2~1/4 ROI しなきゃ、どこに写ってるんだよ?的なのが多かった気がします。
http://lqz.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-84ed.html
1600mmでこれですか。気が引けちゃいます(><)
惑星状星雲の比較、ナイスです。👍
大ピンポン!
はくちょう座の2つはNGC6894とNGC7048で、わし座の1つは大正解のNGC6781でした。^^v
はははっ、ほんと小さいよね。
確かに色にじみが出てますねぇ。
実はシュミカセもシュミット補正版による色収差が残っています。しかも補正版の中央は凸レンズで周辺部が凹レンズなのでそれぞれ分散の方向性が逆になった複雑な出方をすると思います。
今回はフィルターによってシアンぽい色と赤っぽい色が残ったのかもしれませんね。
あぷらなーとさん、ありがとうございます! シュミカセでも色収差は出るのですね。SAO撮影を屈折でやって、それぞれのピント位置が大きく異なる経験をしてから、色収差は私の腫れ物みたいになってます(汗) なんだかいろいろ悩めます