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INDIGO Sky をSDカードに焼く

INDIGO Sky は、Raspberry Pi=ラズベリーパイを使って天体写真を撮影するサーバーです。と言っても、分かったようで分からないので、実際にやってみることにした。

日本語の解説サイトは、T-Studioさんのブログ以外にほとんどみかけないのがつらいところ。「INDIGO Sky」で検索すると、ホテルやらカジノやらのサイトが引っかかってくるので、ネットでも探しにくい。と言っても、まったくないわけじゃないし、ざっと見てみたところK-Stars, E-Kosほどフクザツなものでもなさそうだ。

前のエントリーに書いたけれど、基本的にやりたいのは、Raspberry PiをINDIGO Skyのサーバーとして使い、撮影ソフトのAPTでWindowsからリモート撮影を行うところまで。

まずは、INDIGO Sky をインストールするところから始める。

用意するのはマイクロSDカード1枚。おもちゃ箱を漁っていると32Gのカードが出てきたのでこれを使うことにした。公式からイメージをダウンロードしてくる。

このイメージは、Etcherというソフトを使ってSDカードに焼く。昔から慣例的にディスクイメージをROMにコピーすることを「ROM焼き」とか「焼く」という言い方をしてきただけで、いまは紫外線を使うとか火を付けるとか特殊な作業をするわけではない。Etcherは、Windows版、Mac版、Linux版がそろっていて、プラットフォームを選べるので、私はMac版を使うことにした。

2019-08-07-indigosky.img.zip(2019年10月11日現在の最新版)をダウンロードして解凍する。Etcherを開き、解凍したイメージを選択してボタンを押す。インストール作業はこれだけ。あっけないくらいに終わった。

実際にインストールできたかどうかは別途確認しなければならない。これはまた次回。

 

この記事へのコメント

  1. iso.イメージを焼くとか、翌々考えると不思議ですよね。
    昔、Linuxはフロッピーディスク40枚とかでインストールしてました。
    CDに成った時「焼く」って言葉になって、にゃあさん外国語お詳しいので、もしかしてご存じかも。
    何かを例えて「焼く」ってなったんでしょうね。
    OTPROM、そう言えばレーザー光線で焼き切りますね。あれか(笑)

    • オヤジさん、そういえばWindowsもフロッピーディスク20枚くらいでインストールしたことがあります。英語ではいつから分かりませんが、たぶんBurnで通じますよ。まったく根拠はありませんが、おおもとはOTPROMとかあのへんでしょうね。

      • 昔、その筋の業界にいたものです(笑
        ROMを「焼く」という日本語は、「Burn」の直訳です。
        その昔、マイコン(古っ!)プログラムなどのデータを保存しておくために、EPROM とか PROMが使われていました。EPROMや、PROMを書き込むときは、書き込み用の端子に高圧(12VDC)を印加して、書き込みモードにしていましたので、高圧をかけるのでそこから、シリコンを「焼く」というイメージで、その筋の業界の人は、よく、「Burn」(焼く)と言う用語を使っていました。当然、普通に「書き込む」、「Write」も使ってましたけどね。今じゃ、EEPROMに置き換わってしまったので、EPROMとかPROMを使う場面は、あまりありませんね。それでも、OTPROM(One Time PROM)は、組み込み用の試作品用(初期ロット)のマイコンで、いまだに使っている場合がありますけどね。

        • 通りすがりの通行人さん、ありがとうございます。勉強になります。消去は紫外線を当てるのでしたでしょうか。窓にシール?みたいなのもついていましたね(記憶薄)。ROMライターって今でも売っているのですね。私はどれも使ったことありませんが、面白そうだなぁと眺めていたのは覚えています(笑)

          • 焼いたデータ(プログラム)を消すときは、EPROMの丸い窓に、紫外線蛍光灯(白くない透明なガラスの蛍光灯)を30分ぐらい照射すると、全部消えます。(全データが FF になる。)みんなが一番使っていたのは、MINATO のプログラマーでした。2716 (2k x 8 bits EPROM)なんか、よく使ってましたね。ちょうど、Apple }[の 10K Basic ROMをこのEPROMにコピーして、基板のROMを乗せ換えて、Apple ][+ に改造してましね。
            あと、intelが、元祖?プログラムが消去可能なワン・チップマイコンの8751とかもありました。あの頃は、基本アセンブラーでプログラムしてました。

            • なるほど、データ消えると言うのは、全データがFFになるということなんですね。そういえば、たしかにApple ][と表記していましたね。アセンブラーを勉強していたこととか記憶が蘇ってきます(笑)

  2. グラボの動作不良とか、ホントにオーブンで焼くと治ったりするらしいので、何かリアルに焼いたのと思いましたw

    • けむけむさん、ほんとに焼いて直すひとたちがいるんですね。あれ、ハンダを溶かすのですか?

      • ハンダのひび割れを溶かして誤魔化すらしいです

        • まさに、力技ですね…恐ろしい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

      • 最近のICは、BGA (Ball Grid Array)と呼ばれる物が多用されています。
        これは、ICの裏面に丸い端子が並んでいて、それが基板のランド(銅箔)とはんだ付けされています。
        はんた付の工程は、プリント基板に部品の足(BGAなども)の部分にクリームはんだを印刷して、そこに部品を上から乗せます。全部の部品を乗せたら、炉の中に入れて、クリームはんだを熱して、部品の足と基板のランド(銅箔)をはんだ付けします。
        BGAは、表面からはきれいにはんだ付けされているのか、まったくわかりません。
        高熱になる部品とかだと、IC自身が極端に高温になった場合は、BGAの足を固定(はんだ付)されているしているはんだが少しとかしちゃったりするケースが、時々あります。
        こんな時は、もう一度、基板を高温状態にすると半田が解けて、再溶着する(接触不良が解消される)場合もありますが、恒温槽(炉)をもっていないと、結構リスキーな作業です。(ドライヤーであぶったりする行為)

        • 電子レンジで回復するかもしれないというのは、そういう理由からですか。目からうろこです。3Dプリンタをいじってて、たかが10度とか思うこともたびたびありますが、ハードウエアでは温度管理って重要なんですね。

  3. 高さ3cmぐらいのフライパンで大丈夫?
    油をひくのか、ひかないのかがよくわからんかった。^^

    *** ”焼く”について(勝手な想像ですが) ***
    ”焼く”、”焼き付ける”は、ROM(リード・オンリー)に書き込むことで、リライトできないのでそう表現したんだという認識。
    本文でもにゃあさんがちょっと触れているけど、実際にはEP-ROMのように紫外線を当てると情報が消えてリライトできるのもあるけど、基本的にはリードオンリーとして使うもの。
    そういう意味でSDカードは本来RAMなんだけど、使い方がリードオンリーに近いのでROMとして”焼く”と表現してるんだと思うな。
    ”焼く”という表現は、確かにCDから広く使われ始めたように思うけど、CD出現前からROMへの書き込みは”焼く”と表現していたよ。

    • 多分、石(ROM)に焼く… が語源だと思います。
      ジョブ制御文は、「書く」ではなくて、「切る」って言ってましたが、これは多分、「紙テープを切る」から来てたんだと思います。
      語源すら分からないくらいの死語ですよね (^o^;

      • けむけむさん、書くじゃなくて切るですか…。PRINT文にしてもヘンと言えばヘン。もとはプリンタに出力してたんでしょうか? なぜか語源スレになってしまいましたね(笑)

      • JCLは切るって,確かにいっていたような・・・・

        おいらの知ってるジョブ制御文って、↓こんな感じの
        STEP01 EXEC PGM=KEMKEM
        IN01 DD DSN=KEM.KEM.IN01,DISP=SHR
        OUT01 DD DSN=KEM.KEM.OUT01,DISP=(,CATLG),
        SPACE=(CYL,(1,1)),VOL=SER=KEM,UNIT=SYSDA
        SYSOUT DD SYSOUT=*
        SYSIN DD DUMMY

        • なんだか、すごい呪文が出てきた…

    • 是空さん、おっしゃっているとおりなのではないかと思います。スマホ界隈でもカスタムROMを焼くと言っていますが、「使い方がリードオンリーに近い」っていうこれでしょうね。

  4. INDIGO Skyお試しになられたんですね。
    INDIGOサーバ・ドライバはINDIサーバ・ドライバと比較するとかなり操作しやすいですよ。(開発者にバグ報告のログを送信しようとしたらアク禁になってしまい未だにINDIGO関連のサーバすべてにアクセスできません。。。VPNでアクセスするとファイルダウンロードの途中で切れるし、Linux関係のリポジトリまでそのアドレスなのでお手上げ状態が続いています。。。。。)
    MACお持ちでしたらCloudMakersのINGIGOアプリ群も操作しやすいのでおすすめです。
    (私は過去にコントロールパネルとDSLRキャプチャを購入しました。サーバ、Solverなどは無料です。)
    APTもいいアプリですよね。(実はこちらも購入してます。(苦笑))
    その当時から問題児のスカイエクスプローラーSE-AT架台がASCOMで問題なく動いてくれていればおそらくWindows+ASCOMのままで、INDIは使用していなかったと思います。(幸か不幸か私の所持するすべての機材がINDIサーバ・ドライバ、しかもおもちゃみたいなラズパイで全て動作したのが移行するきっかけになりました。(UBUNTUでの環境構築もその頃同時進行でおぼえました。。(地獄でしたが。。。。))

    • T-Studioさん、雨も降っているので、ちょうどよい機会です。いまゴソゴソとSkyをいじっているところですが、Ekos-INDIの関係もついでに分かってきました。

      うちのMacはiMac27インチなので、遠征に持っていくことができないので、撮影自体はWindowsですることになると思いますが、ラズパイの小さなボディーでプラットフォームを問わずに撮影できるとなると、INDIGO SkyやStellar Mateはかなり大きな助けになりそうです。

      ただ、Pi 3+だと非力なのでしょうか。思うように進まないところがあります。まだ使いこなせてないだけだと思うのですが。

      • 台風すごそうですね、皆さん大丈夫でしょうか。

        どのへんがうまくいきませんか?
        私のEAAの構成(スカイエクスプローラーSE-AT架台、ZWO120MC、自作Moonlite互換フォーカサー)ですと、画像のダウンロードに2〜3秒、Solverの解析に8秒〜10秒程度です。(ラズパイ3の場合NanoPi-M4では解析が5〜6秒くらい、ダウンロードは変わらずですね。)
        数年前ベランダで撮影出来たときはアドバンスVX、EosKissX4、FCUSBをラズパイ3(有線接続のVNC、処理はすべてラズパイ3)ですべて動かしていましたが、体感としては上記にそれぞれ2〜3秒追加される程度でした。

        この数字がそれまで使用していたWindows(core2duo)より早かった(特にSolver)のと、その当時私が使用している機器のドライバがすべて動作したのが切り替えたきっかけになりました。(その当時スカイエクスプローラーSE-AT架台だけがどうしてもうまく動作しなかったです。(特にPOTHHUBとSolver)今はメーカーからドライバ出たので問題ないでしょう。)

        ラズパイに限らずSBCの場合、処理する際一番のボトルネックはシステムの入ったマイクロSDの遅さ(SBCで処理する場合)、リモートドライバで使用する場合は通信回線の遅さがボトルネックになりますので、処理用の画像形式と保存用の画像形式を分けて運用したほうがストレスなく作業できますよ。

        • T-Studioさん、ありがとうございます。窓から見える電車には誰も乗っていません。

          接続はうまく行っているのですが、StellarMateとINDIGO SkyともにASI1600撮影の画像のダウンロードに1枚20秒はかかっている雰囲気です。ASI120のストリーミングは普通に受信できているので、画像の大きさが問題なのだとは思います。処理用の画像形式と保存用の画像形式を分けて運用できるのですね。そのあたり、見直してみます!

  5. Ekosの情報ですがこの辺ご確認ください。(考え方は同じです。)
    https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-132.html

    文句はこちらに記載してあります。(笑
    https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-117.html

    ASI1600ですとバッファないと思いますのでWindows、APTに転送する使い方だと通信回線の速度がモロに影響します。(ローカルに保存であればSDカードの速度)
    ドライバにストリームモードがあればプレビューなどはそちらの方が快適です。
    静止画でプレビューやSolver行うときは画素数が低いモードにしてビニングなどしておくと快適ですよ。

    INDIGOはINDIより更にマイナーですが、操作系などはINDIより使いやすく感じます。

  6. T-Studioさん、ご指南いただき、ありがとうございます!

    提示くださったURLがEkosだったので、StellarMateでまずやってみました。ASI1600にはCapture Formatを指定するパラメータがありませんでしたので一旦手を引きます。

    変わってINDIGO Skyでやってみたところ、ファイルをJPEGに指定したら、画像そのものは3〜4秒でラズパイからAPTに転送されてきました。WindowsのフォルダにはFITで保存されていました。これなら許容です。ただ、転送されてきた画像が壊れていて何が写っているのか分からないという状況です。今、色々とパラメータをいじっているところです。

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