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AZ-GTiをAstroberryから制御する

オヤジさんのブログで、こんな製品があるのを知った。オヤジさんはこれを「あんこ玉」と呼んでいる。そう言われると、そう呼ぶのがふさわしい格好をしているよね。このあんこ玉をAZ-GTiのハンドコントローラーのプラグに差し込む。あんこ玉のもう片方からプリンタにも使われているUSBケーブルをラズパイに差し込めば、ラズパイからAZ-GTiを制御できるってわけ。

Astroberryをあんこ玉付きのラズパイ3で起動して、PC側からNoMachineで操作する。設定は分からないところも多々あったので、適当に入力してINDIを走らせたところ、きちんとマウントを認識していた。

[Mount Control]を押せば、矢印キーが出てくるんだけど、これを押したら赤道儀は動いたし、Trackingをオフにすれば星が流れ、オンにすれば止まる。赤道儀として機能していることも分かった。実際にGOTOできるかどうかを試してみる。

しっかし、薄曇りのため、AZ-GTiのアライメントをしようとしても、薄曇りで星がはっきりと見えない。適当にレグルスっぽい星(まったく自信なし)でアライメントを完了。

続いて、Kstarsの星図でM44をクリックして、GOTOすると、それらしき位置に望遠鏡が向いた。ただ、Astroberryが架台を認識したのは間違いないけれど、実際は経緯台モードで稼働していて、明後日の方角を向いていたということだってありうる。これは星が出ている日に確かめる。また、メインカメラだけでなく、ガイドカメラも認識しているので、カメラ周りは大丈夫なんだろう。

あんまり感動していないように書いているけれど、ラズパイを使ってマウントを動かせたのは今回が初めてなので、とても嬉しい(あんまり嬉しそうじゃない?)。制御用PCと望遠鏡の間にケーブルがなく、かつ望遠鏡の周囲にノートPCがないという立て付けは気持ちがいい。

電源は、5Vのモバイルバッテリー。ここからAZ-GTiとラズパイに給電する。ラズパイに4つあるUSBポートのうち3つは、それぞれメインカメラ、ガイドカメラ、AZ-GTiで埋まる。もう一個はUSBメモリを挿し込むつもりなので満員御礼。カメラ周りのケーブル長はそれぞれ50cmあれば足りるかな。ケーブルは都合5本だけれど、機材は軽量だし、美観は保たれると期待している。ラズパイ4にすると大きい電源が必要なのかしら。

以下、メモ。

ただ、まったくPCを使わなくていいかというとそうではない。アライメントをPCで済ませてから、Astroberryにバトンを渡すことになる。

アライメントに関して。QHYの画像はスマホで確認できないのでSharpCapを使った。ASIカメラを使えばスマホで確認できるんだけれど、ステラショット2を使うことを想定するとQHYになってしまう(理由はまた改めて)。

さらに問題となるのが極軸合わせ。北極星が見えない場所では、ドリフト法という選択肢がある。これを支援してくれるのはAPTの「DARV」。それからステラショット2の「スーパー・ポーラー・アライメント」がどこまで使い物になるのか改めて試してみる。

 

 

この記事へのコメント

  1. 英語の土曜日は、「ごぶサタデー」って覚えたけど、今日はまだ、木曜。(汗)
    ご無沙汰してます。
    AZ-GTiですが、経緯台で使うなら、mountをEQMODmountの下にある「Sky Watcher Alt-Azドライバー」を選ぶと使えます。
    ただ、
    ———–オヤジのblogのコメント関連部分の切り取りです。ろんろんさんが書かれました——
    Skywatcher Alt-Azドライバは、
    INDIコントロールパネルのOptionタブの中にあるScope Propertiesの
    ・Aperture
    ・Focal Length
    ・Guider Aperture
    ・Guider Focal Length
    が最初はゼロになっているのですが、ここになんでも良いので適当な値をセットする必要がありました。
    そうすると動きます!
    お試しあれ。
    ————————————————————–
    これで、オヤジも動くようになりました。
    それから、solveのインデクッスファイルは、そこそこの焦点距離までカバーしますので、800m以下位(いい加減です)なら、Astroberry-Jに同梱されてます。
    適当に、北に向けて、後はsolver掛ければ数秒で、星が中に入りますよ。
    黙って見てると、更に数回解析を繰り返して真ん中にきます。
    オヤジも4月からは南のベランダが使えるので、これでやります。
    と、言うか出来てます。
    オヤジの書き込みは、呆けが原因の嘘がありますので、Macで天体さんのサイトで、ご確認くださいませませ。

    • オヤジさん、ごぶサタデーです(笑)経緯台としても使えるんですね。ありがとうございます。赤道儀にすると、ちょっと大げさになるので、経緯台で運用できるとさらに気軽でいいですね。やってみます〜。Platesolveができたら、あとは極軸! これが我が家ベランダ一番の難題です。二番の難題は電線なので、如何ともし難いのですが。オヤジさんのブログのAstroberyカテゴリは役に立ちますね。記録って大事! 浸かります。ありがとうございます!

  2. にゃあさん

    オヤジさんがおっしゃるようにSky Watcher Alt-Azドライバーで使えます。(Astroberry-Jは設定も済ませてあるのでそのままで動きます。)

    アライメントに関してはAstroberry-Jの使い方をご参照ください。
    (カメラがあればSolverが使えますので、操作手順自体がアライメントの代わりになり、アライメントする必要がありません。)

    • T-Studio さん、わざわざにフォローをいただき、ありがとうございます! 経緯台モードでの使用とSolvingを試してみますね。アライメント用の電子ファインダーがいらないとなると、かなりの朗報です!

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