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木星撮るよ(その5:大赤斑の位置は?)

(1)イオの位置は合っているかもしれないけれど、大赤斑の位置が大分違うのはどうして?
と頭を悩ませていた大赤斑の位置がおかしい問題、解決しました。
ステラナビゲータの説明に下記の記述がありました。
大赤斑がある「体系II」の中央経度は計算できますが、ご存知のとおり大赤斑の経度は一定ではなくドリフトしています。このドリフトのデータがないかぎり、大赤斑を正確な位置に表示することはできません。
http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav20th/tips/01-j.shtml
まったく、ご存知じゃないんですけどね。ドリフトって何よ? 首都高? 流体力学? とにかく、ステラナビゲータは、Ver6.1から、大赤斑の位置を計算するデータを組み込んだそうです(1831年からのデータ160個、今はもっと多いかも?)。
よく分かっていないまま、個人的に問題になっている4月15日22時56分と23時52分の大赤斑の位置をステナビ9で表示させてみました。バッチリ!
SN9_2256.jpg
SN9_2352.jpg
ステラリウムはこれを組み込んでなかったわけですね。シミュレータも疑ってみないといけないケースがあるということですかね。頑張れ国産、アストロアーツ!

この記事へのコメント

  1. えっ?
    木星の大赤斑ってドリフト運動してたのですか?!
    全然知らなかった~。
    で、ステラナビだと反映されてる・・・と。
    それだけて、ステラナビ、欲しくなっちやゃいますね。
    MSDOSの時代からステラナビ(の前身から)使ってたんですが、近年はSuperstarⅣばかり使ってましたので。

  2. ステラリウムに較べて、ステナビは地味な見栄えですが、しっかり押さえているところは押さえているという感じなのですかね? そういうところがなんとなく日本ぽいこだわりというか職人芸というか……
    しかし、ドリフト運動という言葉を初めてきいて、調べてみたらプラズマ物理学という言葉に出会って、頭のなかぐるぐるです。凡人の理解を超えています。
    が、あぷらなーとさんはそこをお分かりになってるので、「凡人じゃないのだろうなあ」と思料するものである。

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