ネオワイズ彗星がうまく撮れなかった理由として、空が明るかったという理由のほかに、目印となる星が見えず、天体の場所が特定できなかったということを書いた。ごていねいに「天体写真用のスマホファインダーなしでは、星の位置が把握できない」とまで書いてある。一晩たって「自分って頭が硬いな」と思った。地上戦のα6400なんか持ち出さずに、スマホ電子ファインダーで撮ればよかったんだよ。
みなさんが、一眼レフで素晴らしい写真を撮ってらっしゃるから、α6400でもいけるだろうと思っていた節はある。ただ、ファインダーは天体を導入するもの、メインカメラは撮影するものという固定観念が抜けてなかったという点は大きい。
スマホ電子ファインダーは、ASI AIR PROやEKOSでPlateSolveできるため、ほぼその役割を終えていると認識していたけれど、帝都の夜空で星を見るという夜戦用の役割は残っているということのようだ。再度、組み直してみた。
カメラとして使う以上は、きっちりと縦横を自在に操れるようにしたい。自由雲台は自由に動きすぎるので、その用途には少し向かない。経緯台がよい。AZ-GTi経緯台は持ち歩くのにかさばるので、ここはBORG【3106】の微動雲台が良いな。カメラはASI385MCでおけまる。
レンズはCマウントの8-50mmズーム(F1.4)を使う。ASI385の場合、35mm換算だと43mm-270mmになる。広角が良ければ2.8-12mmズーム(F1.6)もある。こちらは、15mm-65mm相当なので、2本あれば、そこそこカバーできるな(諸収差は気にしちゃだめだ)。
スマホはなんでもいいが、バッテリーがすぐなくなるので、給電しながら撮影できるOTGケーブルがあればなおよしだな。この際だから、Amazonのカートに入れておいた(下の商品350円)。
ピントはどのズーム位置でも出た。折りたためば、微動雲台ごと持ち運ぶこともできそう。いつも使っているスリングのカメラバッグに入ることを確認した。下の写真は収納モード。
本日の空はオレンジ色をしていて雨も降ってきたので、試すことはできないけれど、実績はあるので次は大丈夫だと思うよ。6800年後だけどな……。
この記事へのコメント
最後の”落ち”にいいね。^^👍
また、お目にかかりますm(_ _)m
諦めたらそこで試合終了ですよ!
・・・でもずっと雨か曇りの予報で凹んでいます。
BORG【3106】は経緯台としてコンパクトでイイですね。
白版の【3101】を持ってましたが、黄ばんでしまいました。
黒なら黄ばまなくて良さそうですね。
晴れないですね。梅雨明けが8月にずれ込むとか雨の延長戦は勘弁してほしいです(><) 黒は、色が剥げてくるのと、他の部品に溶け込むのが難かもですよ(笑)
スマホ電子ファインダー、かっこええですよね。
これ、赤ネコ+スカイメモで使えたら手動導入が楽になるだろうかとも思うんですが、重量が問題になりそうで。。
(というかオサイフの問題のほうが先)
札幌は梅雨じゃないのに、6月からずーっと晴れません。
さすがに今年はちょっと変です。
めりーさん、ありがとうございますー! スマホ電子ファインダーは便利は便利ですが、たしかにポタ赤には躊躇する重さですね。
北海道も雨が続いているのですか。こちらは去年から、雨続きの印象です。8月入ったら、今度は台風? めりーさんみたいに別の趣味探さないと!
私も、夕暮の彗星探すのに苦労しました。スマホ電子ファインダー真似して見ようと思います。
この記事の最後に貼られてる、OGTケーブル(給電端子付)を使うと充電しながら使えるのですか?
タブレットにusb有線LANアダプタ挿してネットしてるんですが、アダプタが電気大食いなので、充電しながらネット出来ればなーと思ってました。
本題からはずれた、恥ずかしいほど初歩的な質問ですけど。(OGT=OnTheGoってさっき初めて知りました。)
I *MATさん、スマホのバッテリーがすぐなくなるんですよ。30分くらいでしょうか? なので基本ファインダー用途だったんです。このOTGを使っても、電力の供給に対して消費の方が激しそうなので、バッテリの容量にもよるのでしょうけれど、少し長めに使えればなくらいに思っています。届いたら、試してみますね。
あと、ケーブルの形状にお気をつけください。上の商品はmicro USBです。タブレットによっては、USB-Cやmini USBのこともあると思いますので!
的外れ初歩的質問に懇切にお答え頂き有難うございます。
USB-LANアダプタが電気喰いなんで困ってました。早速、試してみます。
にゃあさん紹介の天体系ラズパイにも興味あります。けど、何か深そうな沼に気後れして・・・
近所のパーツ屋でもラズパイコーナー横目に通り過ぎてデバイス部品棚に向かう自分。
でも、深い沼の奥底から楽しそうな話し声が聞こえて来る来る・・・
i*matさん、ラズパイはまっすぐ歩けないところが面白いですよ! と言っても、T-Studioさんが配布されているAstRPIなら、ゆっくり脚を取られながらですが、前進できるのでおすすめです。新しく学ぶことが多いので、刺激になります。
こちらのURLにある「組み込んだINDIドライバ設定ファイル一覧」にビンゴの機材があれば、案外、すぐ使えてしまうかもしれません。StellarMateはいろいろ初心者には難しいです(汗)
https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-270.html
ネオワイズ彗星で久しぶりに一眼レフでも撮影してみましたが、ピント合わせるのが無理ゲーでしたねぇ
一眼レフで広角にして撮影し、彗星見つけたら自由雲台をビミョーに調整して位置を修正して望遠にするって事もやってみましたが、これもストレス溜まりましたねぇ…
デジタルファインダーで1秒間隔とかで出来てる事が一眼レフ使うと、10秒くらいかかっちゃうってのがストレスの元だったんだと思います。
おまけに、中腰で色々やってたのも、腰をやっちゃった原因の1つな気がします…
ネオワイズ彗星、大昔のハレー彗星を彷彿とさせてくれました。
・肉眼で見えるなんて嘘だろ
・写真には写ったけど、ちっちゃー
綺麗に晴れてたら、もう少し良かったのかもですが…
けむけむさん、一眼レフとかミラーレスって、やっぱり地上用なんですよね。aのつく宇宙戦用のカメラもありますが、赤外線域が写るとか地上戦用より画像を拡大できるっていうだけで、基本的な使い勝手は地上用なんだと思いました。暗い夜空に向けてもオートフォーカスが効くとか、冷却できるとか宇宙戦用の適正を考えると、モビルスーツとモビルアーマーくらいの違いはありますよね(謎
管理人さま
はじめまして
同じカメラで電子ファインダーを作りたいと思っています。
是非ともズームにしたいのですが 掲載の Cマウントの8-50mmズーム(F1.4)の
メーカと入手方法をご教示ください。
よろしくお願いします。
池田さん、はじめまして! 私はAliexpressで入手したと思います。いま、見てみましたが同等品が見当たりませんでした(根気よく探せばあるかもしれませんが)。メーカー名は記載がありませんでした。
近い商品だと、
16-48mm
https://ja.aliexpress.com/item/1005001291637807.html
12-120mm
https://ja.aliexpress.com/item/4001133073856.html
2.8-12mm(持ってます)
https://ja.aliexpress.com/item/32957800400.html
このあたりでしょうか。Cマウント自体は、いまでは基本、工業用のレンズのようなので、写りに関しては、それなりと割り切ったほうがよいと思われます。それでも、手軽さはピカイチですね!
どうぞご参考にください。
にゃあさん
早速のご回答ありがとうございました。
Cマウントレンズ(CSマウントですかね) 設備関係ではお世話になりましたが
マクロレンズばかりでした。 明るいズームでテレ側 50mm~100mmだと
案外ないものです。
ご紹介いただいた線で探してみます。
お仕事でお使いでしたか。失礼いたしました。良い製品が見つかりますように!