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AP赤道儀のピラーにASI AIR PROの固定バンドを作った

ステラショット2を撮像用ソフトウェアとして採用してみようかと、ここ何回か体験版を試してきた。しかし、すでにASI AIR PROが手元にあるので、新たに買い増すものもどうかなと思ったのと、狭いベランダにPCを展開すると転倒・落下事故が怖いので、結局リモート制御がデフォルトのASI AIR PROを採用することにした(いずれまた考えは変わると思う)。

問題は、AP赤道儀にASI AIR PROを固定する場所がないこと。本来、鏡筒にASI AIR PROを載せるのがいいんだけど、鏡筒自体が小さいので、そのスペースがない。三脚に固定するという方法もあるんだけれど、すでにコントローラーを固定するのに1本使っているので、足元がギラギラするのを避けたかった。で、固定方法の検討を重ねたところ、ピラーに固定するバンドを作ればいいんじゃないかと思い立った。

いつものように、FUSION 360で作図して印刷すること5時間、ようやくプリントアウトできた。バンドの巻きつけは、オス・メスのフック式にしてある(分かりにくい?)

バンドの幅は30mm。直径130mmとピラーと同じ直径で作ってしまったことや作図段階でフックとバンドの噛み合わせを遊びを持たせずに同じ寸法にしてしまっため、一度固定すると、はずすのが苦労するくらいにがっしり巻き付いた。実際、どうやってはずそう……。左右には1/4ネジ穴とM6穴2つがそれぞれ開けてある。何に使うかは考えてない。ケーブル絡まり防止のためのガイドリングでもつければいいかな。

ASI AIR PROとバンドの固定は、ASI AIR PROのファインダー脚を使う(M4ネジどめ2本)。ED81SIIやR200SSに固定する際もこのファインダー脚を使おうと思っているので、ファインダー脚はつけっぱなしになってる。実際にASI AIR PROを固定したのがこちら。

この位置なら、鏡筒とASI AIR PROを結ぶケーブルもさほど長くなくてよい。赤道儀の足元には、電源ケーブル以外のケーブルが垂れることもないと思う。

まてよ。ASI AIR PROに限らず、ステラショット2やAPT用のINDIGO Skyも固定できるわけか。それはそれで面白そうだな。

使い勝手は、実際に夜間に実戦投入してみないとだな。このバンド、ほかにもこんな使い方ができる。

こんないたずらをしているうちに、PETGはしなやかなので、自分の頭にフィットしたヘッドライトのバンドも作れるんじゃないかと思った。

この記事へのコメント

  1. 固定バンドというからマジックテープみたいなやつかと思ったら全然違った。
    バンド全体を3Dプリンタで作ってしまったのね。

    手品師のナポレオンズもびっくりしてるはず。^^アタマグルグル

    • ナポレオンズの首がぐるぐるマジック、本当、考えた人天才ですし、ナポレオンズだから手品になるんですよね(笑) しかし、マジックテープでよかったかも…取れないんです…

      • つけっぱでいいんじゃない?
        使わない時でも邪魔になるわけでもなさそうだし。

        こういうのって設計するときの寸法の”遊び”が大切になるよね。
        プロに何かの加工を頼むときは、図面だけでなく目的と使い方を伝えた方がいいといわれたことがある。
        プロは色々な経験から用途に応じた的確”遊び”を作ってくれるってね。
        なるほど、こういう事ね。^^イイコトイウネ

        • 孫悟空の緊箍児みたいに取れませんでしたが、さっき、呪文を唱えたら取れました。やすりで削って遊びを大きく加工してるところです。こういう経験が大事ですよね。職人さんもはじめから遊びを知っていたわけではないでしょうし。また、いろいろ作ろうっと。

  2. 何げないアイディアに見えますが、頭のバンド見てヒラメキました❗
    この”フックとバンド方式”(PAT.P)を拡張して、20センチ超えるような鏡筒用のアクサセリーバンドや、縦にも連結してイプシロンの遮光フードですら実現できるカモ・・・
    特許だ!東京特許許可局。とうきょうとっきょきょきゃきょ・・・キュ?

    • なるほど! 多目的アクセサリバンドにするのですね。アタッチメントを用意しなければ! ケーブルマネジメントに使う、モバイルバッテリー載せる、ブクブク載せる、六角レンチはさむ、ちゅーるの皿載せる、アイデア次第で用途が広がりそうです!

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