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東京の空、ASI AIR PROのライブスタックで撮影したM57

ライブスタックといえば、これまでSharpCapを使っていたんだけれど、今回はASI AIR PROのLiveスタックを試した。ライブスタックはコンポジットしなくていいのが助かるよね。ガイドも苦労なくできたので、使い込んでいこうと思う。

使い方は超カンタン。Liveモードを選んでシャッターボタンを押すだけ。ヒストグラム表示の[Auto]で、画像をストレッチするかしないかを選べる。ASI AIR PROでもSharpCap同様、ダークやフラットを引きながら撮影するという技が使えるらしいのだけれど、今回は試していない。

撮影ごとに自動で保存する技はASI AIR PROにもあるのかな? 撮影中の画面下には、スタックした枚数とスタックできなかった枚数が表示されるし、ファイル名にも枚数と一枚あたりの露光秒が記録される。

PCレスで気軽にライブスタックできてしまうというのは大きなメリット。導入したときに天体名をファイルに入れてくれるので、入力し忘れがないというのもいいかな。

また、SharpCap同様、撮影中の画像をストレッチしてくれるのは良い。天体の名前を示してくれるアノテーション機能もあるし、タブレットを回覧することもできるから、いわゆる電子観望用途なら、SharpCapにはない使い出がASI AIR PROにはあるかも(周りの恒星は名前が出て円で囲まれたけれど、下で撮影したM57にはアノテーションがなかった)。

テストを兼ねて撮影したのがM57。天頂付近にいるので、電線を気にせず撮れる。そういうわけでM57ばっかり撮ってるな。

機材と設定は以下のとおり。

  • 露光:約35分(5秒418枚をスタック), ゲイン139,  摂氏0.1度に冷却
  • 鏡筒:55FL+レデューサー7880, 200mm F3.6
  • ガイド:ASI AIR PRO, SV165 (口径30mm, f/4, 120mm) & ASI385MC

時間的にはもうちょっと踏ん張れたけれど、一応、お仕事があるので終わり。

 

この記事へのコメント

  1. 拡大しないバランスのM57もおくゆかしさがあって好きだな。👍
    わびさびに通じる?^^

    • 是空さんもそう思われます? どーんと見せるより、ちょっとだけ存在感を示しながら宇宙を漂っているふうなのがいいかなぁって思いましたよ。

  2. 3Dプリンタも導入されたりと環境が充実しましたね。
    スマホ同士で画面共有できるような機能がつけばいろいろ楽しめそう。

    私は昨日は久々の晴れだったので眼視で楽しみましたが、眼視だと見たものを共有出来ないのが辛いところです。
    EAAは見たものを共有する可能性を広げてくれるかもしれません。

    • T-Studioさん、3Dプリンタは買うつもりでしたが、もうちょっとあとの予定でした(汗)

      眼視は眼視で、きらびやかで透明感のある雰囲気がいいです。離れた人に共有できないですけど、その場にいる人と共有する感動はピカイチだと思います。

      ライブスタックはEAAと撮影が兼ねられる一石二鳥なテクノロジーですね。そのうちAstRPiでも試してみます♪

  3. AsiAirProとSynScanProの機能とか役割分担?が頭弱くて理解できないのですが、PC不要で撮影からスタックまで出来るって、便利そう~
    それにしてもスゴイ環境で撮影されてるんですね。
    「ベランダ撮影環境教化作戦シリーズ」の過去ログ読ませてもらって、普通の人なら(失礼!)撮影しようってならないカモ、って思いました。改めて、にゃあさんの力量っていうか執念っていうか感じ入りました。

    • i*matさん、役割分担は実際に触ってみると、なんてことない話ですよ。ASI AIRは足元ががすっきりしますし、オールインワンなところが良いです。あと操作がカンタンなことかしらん。

      うちのベランダは、光害、南向き、電線の三重苦です。本当は、ひんぱんに遠征に行きたいんですけど、お天気とはやり病には勝てないので、地道にやることにしました。同じような境遇のユーザーさんもいらっしゃるでしょうから、参考にしてもらえればなぁって思っていますよ。

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