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全自動対決、ステライメージ9 vs. APP(Astro Pixel Processor)

2020年末に発売された「ステライメージ9」のコンポジットが非常に高速化したことは、色々な方面で報告されているよね。中の人も「高速化の秘密」をブログに書いてらっしゃったよ(あぷらなーとさん、教えてくださって、ありがとうございます)。「ようやくのスタート地点に立った状態と認識しています」とのことで、これからのアップデートが楽しみなのだ。

閑話休題。「ステライメージ8」以降、ステライメージのウリに「自動処理」機能があるよね。いろんな手間を省くお手軽性能として私も期待してきた。一方、オランダ製の画像処理ソフトである「APP(Astro Pixel Processor)」も同じく自動処理に対応しているんだ。

そこで、ステライメージ9とAPPの自動処理を対決させることにしたよ。処理に使った画像は、2021年元日遠征で撮影したオリオン星雲ことM42だ。今回は、ライト画像(2min*57)だけでなく、真面目にフラットとダーク、そしてバイアスも撮影した。満月期なので、 L-eNhanceフィルターを使ったよ。M42は、トラぺジウム周辺の輝度の高いエリアの表現が難しい。しかも、私にチョンボがあってだな、ASI1600MC COOLで撮影する際、ゲインを0にしてしまった。そんな画像だけど、うまく自動処理してくれるのかな。

ステライメージ9の「自動処理モード」は、ライト画像、ダーク画像、フラット画像を読み込んで、ボタンを押すだけ。APPはライト画像、ダーク画像、フラット画像、バイアス画像を読み込む。フラットダークも読み込めるんだけど、今回は割愛した。ステライメージのようにボタン一発と言うわけには行かないんだが、処理ごとにボタンを押していくだけの簡単作業なのだ。

* ASI AIR PROで撮影した画像は、ステライメージで自動処理できた

それだけの作業なので、両者ともすぐ現像できてしまった。撮って出し?の現像結果がこちら。上がステライメージ、下がAPPだ。どちらも完璧ではないんだが、差が歴然としているね。差がありすぎて、コメントが難しい。本年もよろしくお願いいたします!

追記:APPからパラメータをいじって、PSに持っていって北を上にしたの図

この記事へのコメント

  1. あれ、APPなら「Multi-channnel/filter processing」と「Muiti-session processing」のチェック外して、0)の「force Bayer/X-Trans CFA」にチェック
    6)タブのintegrateを押すだけで全部終わりません?
    2~5)は無視しても勝手に進むと思います。

    あと、たぶんAPPの表示が自動でDDPが15%になってるから表示が綺麗に見えてるだけだと思います。0%だとたぶんステライメージと同じレベルでくら~い感じだと思います。たぶん。大事なことなのでたぶんを3回言いました。

    明けましておめでとうございます。

    • みおさん、明けましておめでとうございます。
      6)タブのボタン押すだけで進むんですか! これまで馬鹿正直に一つひとつ押してました。今度からボタン1発で行きます♪
      DDPの件、おっしゃる通りです。今回は、撮って出し比較ってことで。今回の処理だと鳥の目玉もさちってるので、パラメータに手を入れるともう少し綺麗になりそうです。
      SIの方は、うまく調整できなかったです…勉強必要だな。

  2. 明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願い致します。

    SI9の高速化は嬉しい限りですが、海外のソフトは色々と高機能を兼ね備えているのでSIもさらなる進化に期待したいです。

    • あぷらなーとさん、明けましておめでとうございます。ステライメージは扱いやすさ一番ですねね。邪崇帝主の進化にも目が離せません。今年もよろしくお願いいたします!

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