カリフォルニア星雲に先立って撮影したのがアンドロメダ銀河(M31)。GAIN300で3分だと飽和してしまったので、GAIN131の1分にした。やっぱり明るいんだな。まぁ、笑うほどではないんだが(笑)
ED81SII(496mm), AVX
ASI1600MC-COOL(GAIN131,1min*98, 0℃)
ASI120MM-mini QHY130mm
ASI AIR PRO
この銀河は、天体写真を始めてすぐに撮った被写体の一つで、ちょっとした思い入れがあるんだ。視直径は満月の5倍あるとか聞いていたんだけど、「そんなにデカイわけ……あったわ(笑)」、みたいな衝撃を思い出す。M31は初心に返してくれる。

今回は、双眼鏡でも見てみた。薄雲みたいに見えて地味ではある。それでも、肉眼で見えている被写体を写真で撮っているという現実感は代えがたい。カリフォルニア星雲は、そうはいかないよね。実際、明るいわけだ。
撮影時間は1分120コマの120分をかけたんだけれど、22分は雲が邪魔して使えなかった。ほかの画像も薄雲がかぶっていたようなんだけれど、結果オーライな処理ができたような気がするよ。
2016年9月に撮影したアンドロメダ銀河が下の写真。あれから5年、何度か失敗を繰り返したが、ちょっとは進歩したんだろうかにゃ。鏡筒と赤道儀は5年前と同じ。だけど、レデューサーと現像ソフトウェアが大きく変わったのは大きいかも。
現像ソフトウェアというのは、APPのことなんだけど、かなり基本的なところまで半自動でやってくれるので、頼りになる。さすがに98のLight画像とフラット、ダークそれぞれ50枚くらいをぶちこんだら、ステライメージ8顔負けの時間がかった。
それでは試しにとステライメージ9に同じファイルを突っ込んでみたら、たしかに速く処理できたんだが、コンポジットがずれてたorz…
この記事へのコメント
うぉっ!!すごい。◎◎;
昔のブログで、にゃあさんの『アンドロメダ、デカ過ぎ!』みたいな発言をうっすら覚えてるよ。
是空さん、ありがとうございます!いまさらながらに、銀河と星雲の撮り方って違うんだなぁと実感します。あんまり雲を気に過ぎてもいかんなぁとか。初心に戻りますですよ。
ふわーっとした淡いグラデーションがすごくいいです。
5年前写真と180度向き違うんですね。
暗黒帯が濃いほうが地球に近い感じがするので、今回の向きが好きです。
あぴさん、ありがとうございます。天体写真は北を上にするらしいんですが、今回の写真で北は右です。前回の写真では北が左です。どちらもお作法を無視です(笑)180度方向が違う理由は、前回は南中を過ぎた時間に撮影していたからかもしれません(鏡筒の東西が違う)。たぶん…ですが。
?2021と2016とでは、上下が反対みたいですね?ドッチが自然なんでしょうか?
遠慮なく申せば、2016の写真の雰囲気も悪くないです。滑らかさで言えば2021なんでしょうけど。天然モノよりも安い養殖モノが好き、っていう好みの問題かもしれませんけど。
理由はあぴさんのコメントに書いたとおりなのですが、M101が右下にあるほうが、構図がどっしりしていて私は好きです。180度回転でも、M32やEG Andがアクセントになっているので、ありですよね。もう少し横幅がほしい気がしますが。
この写りの大きさで、お作法にならって、縦構図にすると落ち着きがない感じがします(科学的な発想ではないw)。どっちにしても、あんまり構図とか方角を考えて撮ってないので、まだ余裕がないのかもしれません…
コメント、あぴさんとWっちゃいましたねースミマセン。
上下問題は別にして、4:3の画角の対角線にドーォォンとM31の勇姿が・・・天体写真の王道ですねー
私も始めた頃、こーゆうのを目指してた・・・
自動導入したら、この位置に来ただけなのですよ(汗)本来、この先、aptならaim,goto++をしたり、asi air proなら指でぐっとディスプレイを押さえたり、回転装置で回転させたりして構図を考えるのですよね。と、書きながら余裕があったらそうしようと思いました!ありがとうございますm(_ _)m