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自分で撮った木星写真、2年でどう変わったか

ブログに手をいれてみた。Seesaaでは大カテゴリだけだったけど、下位の階層を設けて細分化した。木星の写真って、東京のベランダから撮れることもあって、結構な枚数になってきたので「天体写真」の下に「木星」カテゴリも設けてみた(カテゴリはPC版は右下、スマホ版はスクロールしたずっと下にあります)。まとめて木星関連の記事が見られるようになったので、自分の写真の移り変わりを見てみることにした。

木星
「木星」の記事一覧です。

記録によると、2016年にNEX5とKenko 800mmミラーで木星を撮影している。このとき初めて木星を撮ったんだと思う。ガリレオ衛星が並んで見えたのにはびっくりした。バローとかまだ知らなかったし、画像処理はLightroomでやっていた。当時の腕と機材でできたのはここまで。

2年もすれば、まったく違う雰囲気の写真が撮れるようになった。下の写真はきのう6月9日に、空が曇る前に撮影した写真(200%拡大)。300コマも撮ったところで雲に隠れたので本当に一瞬だった。撮影機材は、Celestron C5、QHY5III178C、5xバロー。C5は思いついたときにぱぱっと設営できるところが良い。

5倍バローといえば、4月にC5とASI1600MCで木星を撮影している(下のリンク)。大味のぼけぼけで、2倍バローにしたほうが綺麗に写っている。

木星を大きく撮ってみた
木星を撮ろうと思ってセッティングが終わったら、雲が出てきたよ。ピント合わせもままならない状態でコンディションは悪かった。今回の組み合わせはセレストロンC5、ASI1600それから5倍バロー。1250 * 5 * 2 = 35mm換算で125...

これだけを見ると、私の場合、Celestron C5には「ASI1600MCと2倍バロー」か「QHY5III178Cと5倍バロー」の組み合わせが良さそうに見える。

R200SSで撮影した「QHY5III178Cと5倍バロー」の組み合わせが下のリンク。案外、悪くないと思うけど、もとの焦点距離が800mm ならこんなものなのか?

R200SSで木星、撮ってみたけれど
R200SSと5xバロー、それからASI1600ではピントがでなかった。代わりにカメラをQHY5III178Cにする。今回は、シーイングが悪いのか、なかなかきれいな縞がでてくれない。木星も高度が出てくると、多少マシにはなったけど、くぐもった...

今回は、AS2!で75%が使えたくらいにシーイングは良かったんだと思うけど、R200SSとの比較において、C5が存外に健闘しているのが分かる。VCじゃなくてセレストロンの超焦点が欲しくなってしまう雰囲気。鏡筒の選択は難しい。

また、画像処理では、Registaxでwaveletをかけるときにレイヤーの5,6をオフにして、レイヤーの大きい方から調整していってみた。私は小心者なので、1からやっていく「積み上げ」だと大胆にwaveletをかけられないんだ。その効果はあったかしらん。

バローとカメラ、鏡筒の組み合わせを一覧にしないと訳がわからなくなってきた。無計画にやってきたからなぁ。今度まとめてみなければだ。

この記事へのコメント

  1. 前のblog、相当のボリュームが有ったと思いますが、自動翻訳ソフトのような物(アプリが有って)で、一気に、WordPressに変身できるんですか。
    ヤッホーも出来たのかなーぁ。(汗)

    • オヤジさん、ブログのエクスポート機能を使ってwordpressでインポートしましたよ。Seesaaはエクスポートできるのですが、ヤフー・ブログはエクスポートに対応していないようです。なので、FC2ブログとかseesaaとか他社からの引っ越しに対応したブログを一旦経由して、wordpressに移行するやり方があるみたいですよ。

      https://blog2.k05.biz/2012/05/00667.html

  2. こういった記事は、どんどん上達していく過程が分かって良いですねぇ♪
    惑星初心者の方がいきなり6月9日の木星とかを見ちゃうと腰を抜かすので、撮り方次第で色々な像になるという記録が残っているのは貴重だと思います。

    ・・・これを拝見していると、やっぱりにゃあさんはセレストロンのシュミカセと相性が良いのかなーなんて思っちゃいます。C8とかC9.25とか・・・・(笑)
    ちなみに、個人的にはVC200の方は、惑星用というよりは長焦点での星雲・銀河撮影用に(レデューサとかフラットナーとか一切無しで)欲しいなあと思ってます。惑星用ならVMC200の方に目が行きますが、こちらはVCよりもユーザーさんを見かけませんしねぇ・・・・。

    • あぷらなーとさん、ありがとうございます。同じ対象を取り続けると変化のベンチマークになりますね。東京で撮った馬頭星雲の写真もそうですが、機材が変わると絵が変わります。本当は、腕の方が変わったと信じたいですが(爆)

      あぷらなーとさん、みなさんのおかげで、やっぱり系外銀河と惑星では、同じ長焦点でも鏡筒に向き不向きがあるんだということが、なんとなくわかってきました。何にしても扱いやすさは大事ですね。C5はそういう意味でいい鏡筒です。一番稼働していると思います(笑)

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