違う日に撮影したM33の写真が2枚。「この2枚をコンポジットしたらどうなるか?」。そんな、あぷらなーとさんの声が聞こえてきたような気がしたので、合体させてみることにしました。合体前の各パーツはこちら。
合体ロボ No.1
ナチュラルソフトフィルター&ダークフレームなし:ノータッチガイド
露出:各70秒☓25コマ(総露出 約30分)
gain:350
binning=2
合体ロボ No.2
ダークフレーム処理済み:けむけむさんご推薦のM-GENでオートガイド
露出:各120秒☓18コマ(総露出 36分)
gain:350
binning=1
コンポジットに先立ち、ビニングが合っていないので、ステライメージでソフトビニングで大きさを揃えました。構図の傾きが違うので、基準点を打ちました。2枚だと早いですね。コンポジットしたら、ヒストグラムはいい具合にオーバー気味。そして、適当にトーンカーブで暗い部分をあぶり出します。あれ、オーバー気味でもあぶり出すの? なんか間違ってる気もするけどスルー。シミみたいなのがあったので、フォトショップでお化粧直し。あと、ちょっとだけトリミング。
M33合体! ビビューン!! 総露出時間は66分。そして、できたのがこちら。
あら、木に竹を接いだ割には、なんかいい感じですよ? 天体写真らしくなってきたような気がします。しかし、あぷらなーとさんがASI1600で撮影されたM33が強烈に印象に残っていたので、再度見てみたら、全然違う……。15秒の短時間露出で怒涛の100枚のコンポジット。総露出時間は25分なのに、真っ赤な散光星雲が銀河の周辺をブンブン飛び回っています。sugeeee!
25分対66分、総露出では合体版の方が長いはずなのに。「こんなに差が出るのはなぜなのだっ! これが口径差というものかっ! さらばだ!」。ドカーーン!!!
あ、いや、やっぱり経験と腕の差ですわね(爆)
ひたすら、精進するのです!(・∀・)
この記事へのコメント
やっぱ、口径は効くと思いますよ。
ZWOの15cmはかっちょええけど、20cmで安い!大きい!重い!魅力的な筒もありますゼ(重いはどうにかしたいけど)
で、M33ですが、合成する時、何かやらかしてズレた像が重なってるに一票
けむけむさん、ありがとうございます! ズレは、考えられるのは、
(1)No.2に写っていたシミのようなものを修正したのでズレたように見える(言われて見てみたら、レンズを指で触ったのか?)
(2)各パーツのコンポジットを自動でやったので一部角度が異なって合成された
のどちらかと思うのですが、どうでしょう? あるいは、写ってはいけないものが写っているとか?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
写ってはイケナイモノが写り込んでるようです。
ヒィィィィッ!
http://photohito.com/photo/6063657/
矢印で示した恒星は、このページの合成前写真にはありません。
ヒィィィィッ!
ええええぇぇえ!!!なんでこんなことに!しかし、よく気づかれましたね! 私には問題の切り分けができません(>_<)
出た。合体作戦!
あ、でも残念ながら、けむけむさんのご指摘通りコンポジット時に回転ズレが出ちゃったようですね。
しかし、ビビりました。実は、昨日M33の再処理してて、全く同じようなズレが出て半泣きになってたもので、にゃあさんの画像を拝見した瞬間「同じだぁ♪」と声を上げそうになりました。ぜひ再チャレンジしてみてください。キチンと合うと画質が一気に上がると思いますよ♪
それにしてもM33って、大物星雲の中ではダントツにコンポジットミスが見分けにくいですね。
あぷらなーとさんでもそういうことがあるのですね。きっと、面倒でも基準点打ちをしたほうがいいのですね。あるいは面倒にならない枚数に収めるとか。天体写真は事前準備、セッティング、撮影過程、画像処理などと地上写真以上に気を遣わないといけないところが厳しくもあり、そこが面白いところですね! しかし、けむけむさんの神眼には驚きました。なんで分かるの???
いつも居るか居ないか分からない彗星を同定してるので恒星の並びを見る能力が勝手にUpしちゃってるんだと思います (^o^;
けむけむさん、星をひとつひとつバラで見るのではなく、パターンで認識しているとは。!彗星ハンティングで得られた賜物なんですね! 心底感動しました!
回転ズレのある画像のコンポジットは少し厄介なのですが、合体前の画像2枚を同時に開いて、それぞれ画面中心付近の星に基準点を、できるだけ画面周辺の星にサブ基準点(shiftキー押しながら指定)を打って合成すると上手くいくことが多いです。ぜひお試しあれ♪
あぷらなーとさん、ありがとうございます! 複数の基準点が打てたんですね! 今度はうまくやれそうです!