星ナビの2016年6月号が火星準大接近を特集していたので再読してみる。再読たって、何も覚えていないのがつらい(汗)
やっぱりシーイングについて言及されている。大口径の方が受ける打撃がでかいとか、なんとか、ここんところ経験したことが言葉で書かれてる。
「シンチレーション」はいわば大気の陽炎であり、その程度を「シーイング」で表すと書いてある。微妙に違うものなのね。
で、シーイングが良い(シンチレーションが小さい)のは、(1)天気が安定するの春から夏(2)移動性高気圧が通り過ぎて天気が崩れる前夜(3)恒星が瞬いていないとき……。
天気が崩れる前の日ってなかなか判断難しそう。火星の地理とかいろいろ情報満載。基本的に眼視向けの記載。
確かに、こうやって特集してくれると知識は提供されるんだけど、たとえば「大口径の方がシンチレーションの影響が大きい」とか「拡大すりゃいいってもんじゃないんだよ」とかって、実際に体を動かしてみないと、納得できないし、頭に入らないってことは多い。
失敗しなくていい失敗はしなくていいんだけど、理解が深まる失敗もあるんだよね。面白い。
この記事へのコメント
子供の頃の記憶だと、「シンチレーション」(大気ゆらぎ)と「透明度」を総合した観測条件の良否を『シーイング』という、なんて定義があったような気がするんだけど、ググってみたらそんな記述は出てこないなー。夢でも見ていたのかしら??
ともあれ、シーイングが良い日に大口径で惑星を眼視でじっくりと眺めてみたい今日この頃です。そろそろ天体の禁断症状が出てきました。ううー(涙)。
あぷらなーとさん、シーイングという言葉の方が広そうですね。シンチレーションやら透明度やらの関数になっている感じでしょうか。そういえば、インターネット望遠鏡とかインターネット天文台とかって、誰でも操作できるんでしょうか? 禁断症状の緩和にいかがですか?
シーイングですが、自分は最近、Windyを参考にしています。
https://www.windy.com/
ここで画面右側にあるツールバー(デフォルトは地表)を操作して上空3000メートルに設定すると、上空3000メートルの風の流れと強さが分かりますが、この風が弱い時が好シーイングになるようです。実際、昨日から今日にかけては西から東に流れる風が無くて、シーイングはかなり良かったです(ブログに掲載している3惑星の写真はその時写したものです)。逆に西から東に風が吹いている時はまず駄目ですね。このサイトのお陰でシーイングがある程度予測できるようになりました。
上杉蒼太さん、素晴らしい3惑星拝見しました! windyによる判定法は分かりやすいですね。ブックマークしておきます。風があったらC5を、風がなければR200SSをというように使い分けも効きそうです。これは心強いです。ありがとうございます!
インターネット天文台、良いですねぇ。
はっ!ダメだ。体験すると、多分、天文台「そのもの」が欲しくなっちゃう!
だってー、機材を運ぶ作業が無ければ、片手でも観測が・・・。
さて、シーイングの「広い定義」ついに出典が見つかりませんでした。やはり子供の頃の妄想ですかね。そういえば、子供の頃、肉眼でM42が鮮やかなピンクに見えた記憶があるのですよ。どう考えても妄想・・・。多分、図鑑の絵か、夢の中の映像が、記憶に混入しちゃったんでしょうねぇ。
あぷらなーとさん、出典なかったですか。あ、でも、シンチレーションと概念が違うということが分かって収穫です。ありがとうございます。私も子どもの頃に双眼鏡でみたM42がピンクだった記憶があります。先日のぞいたM42は緑色でしたが…。作られる記憶って怖いですね(笑)