USB/電源ハブとして紹介したWandererというブランドなんだが、電動望遠鏡カバーも販売しているみたいなんだ。なかなか、渋いところ攻めてくるな。どこの企業/ブランドなんだろう。ネットでざっと探してみたぶんには見つからなかった。中国のOEM/ODMか何かかな。
で、その電動望遠鏡カバーの話。専用のソフトウエアで操作するみたいなんだが、電動でフタが閉まるだけじゃなくて、フラットパネルも内蔵しているというのがいいね。対応する口径は80mm-225mmまでのラインナップがある。
リモートで天体を撮影していたり、天体の観測をしている人には便利かもしれないな。ドームがあったら、こんなフタなんか不要だろうと一瞬思ってはみたものの、ホコリを防止するためにはフタがあったほうがいい。加えてフラットやダークをドーム内で撮影しようとすると、こういう仕組みが必要になるものね。需要自体はさほど大きくないとは思うけれど、助かる人には助かるよな。
お値段は、80mmが時価42,814円、150mmが同51,703円、190mmが56,148円。225mmの製品は見当たらんかった。加えて送料が7000円くらいするので、高価といえば高価だけれど、これを必要とするユーザーさんにとっては、問題になるような価格じゃないと思う。
Wandererさんの製品ラインナップのイメージって、特別何かすごいアイデアや技術が詰まっているわけではなくて、従来からあったワンオフものを一般向けに量産したような印象。「欲しかったけど、売ってなかったんだ!」という天文マニアの声に応えてくれている。そこが強みだな。
すごいアイデアや科学技術・IT技術を使ってるわけでないなら、ものづくりが得意な日本の企業なら作れると思うんだ。加えて最近の円安環境なら、製作コストは人件費を入れても中国と変わらずに作れるかもだよ。英語や中国語が苦手でも、取引やセールスは、向こうの人がやってくれると思うし。
いや、なんだか、話が怖い方向に行ってしまいそうなので、ここで話を終わりにするよ。
この記事へのコメント
最近の中国物には目を見張るものがありますよね。コスパも中々グーです。これじゃ国内メーカー、勝てるはずもありません。
単なる通りすがりさん、コメントありがとうございます。中国勢は何かと元気ですね。私の撮影環境でも、中国モノがなくなったら、撮影が成り立ちません〜
ちょっと斜め上を行く会社って感じだね。^^
書いてある通りリモート用のニーズだと思ったよ。
ちょっと使い方がわからなかったりしますが、ほかにも面白そうな製品を出していますよ。鳥かごくらいのドームを売ってくれませんかね。それがあったら、実家に置いておくのですが(笑)
> ものづくりが得意な日本の企業なら作れると思うんだ。
天文機材を企画・販売する「株式会社 にゃあ」創業の理由である。
クリアバーティノフマスク内臓キャップはWOが特許を取っているようですが、対物キャップ兼用バーティノフマスクの特許を取って、売りましょう!
なんちて(笑)
電動キャップはともかく、フラット光源付きキャップは売れそうな気がします。
光源の均一性がどの程度か気になりますが。
これを鏡筒の先にかぶせておけばいいんですね! 売れるかしら?
そうして創業した株式会社にゃあであったが、国内需要だけでは商売が成立せずに在庫を抱える羽目に。日本語が話せる中国の取引先を見つけて海外に打って出たものの、Made in JAPANのイメージと価格以外に優位性はなく、やがてインド・ベトナム勢が競合に。価格決定権は持っていかれ、言われるがママ、ナスがパパの状態で薄利多売を強いられ、疲弊したのちに精算したのであった。
さすが3Dプリンター使い、すでに生産体制が整ってますね。
脳内創業して、すでに廃業しましたか(笑)
メーカー名「Wonderer(好奇心が強い人)」だと思っていたら、
「Wanderer(彷徨う人)」の方だったんですね。
なんか意味深・・・
円安なのでAliexpressは見に行ってませんが、
面白い商品あったらまた記事にしてください。
楽しみにしています。
最近、空を見ているより、ネットを見ている時間の方が長いせいか、心に余裕がないんでしょうか。いきなり、廃業のシミュレーションをしてしまいました(笑)
はい、またおかしな商品を見つけたら共有させていただきます!
こんな薄さでムラのない光源を実現出来たのかな〜
フラット撮影はiPadを載せて撮影していましたが、確かにあると便利そうなので、僕も作ることにしました。いかに光源を均一に拡散できるかが鍵ですね。
これだけ薄いとLEDライトではなくて、全面が発光するELシートを使っているかもしれません。こんなやつです。
https://el-itylab.com/?mode=f2
円形に加工できると、きれいに作れそうですね。
こんな製品があったなんて・・・。
買ってみようかな〜
おお! この商品、前から気になっていたので、買われることがあったら、ぜひ、レポをお待ちしてます!
こりゃまたニッチな領域を攻めてますね~
先日、人生初AliExで、そこそこニッチなブツを購入しましたが、一番の感想は、「こんなもの作って、いくつ売れるんだろう?」です
アレを使う人は既に(多少冗長な構成になるけど)使ってるだろうし
今から欲しがる人はいない(随分前からUSB対応済)だろうと思うと、
全世界相手にしても10本くらいしか売れないんぢゃないの?と思っちゃったりして…
いや、本当、こんな商品がいくつ売れるんでしょうね。原価はしれてそうですけど…。15億人も中国にいれば、買いたい人がそれなりにいて商売になってるってことなんでしょうか。この会社の正体が知りたいです。