私の3DプリンタFLSUN Q5がお亡くなりになってしまったようなんだ。FLSUN Q5は、デルタ型のプリンタで、印刷が終了するとノズルが一番高いところにあるホームポジションにまで登って行って、次の作業までアイドリング待機するようになっている。これが正常な状態。これまで何の問題もなかったのに。はぁ……(ため息)。
そう、あれは、数日前、麦茶さんが提供するカワウソのペン立てをプリントし終わったときのこと。印刷終了後、ノズルがいったん上がったのに、ゆっくりと落ちてきて印刷物にぶっ刺さるという惨状が起きてしまったんだ。まだ200℃もあろうかという、熱い金属ノズルが、カワウソの脳天を貫通して、フィラメントが四散するという生殺しホラーの惨劇が目の前で起きてしまった。
ノズルをすぐに引き抜かないと、ノズルとカワウソが固着してしまい、こんなふうに絞首刑のようになってしまう。残酷さにおいては、絞首刑よりタチ悪いな。こういう遊びを覚えてしまいそうで怖い。
何かをやって壊れたという心当たりはないんだが、タイミングとしてはCuraのバージョンを上げた前後かな。たぶん、たまたまなので、Curaのバージョンが関係あるともないとも言えない状態。詳細は盛大すぎて書ききれないので割愛するけど、やったことは、大きく次の3つ。
(1)Curaのバージョンを元に戻した
(2)FLSUN Q5のファームウエアを再インストールした
(3)ノズルをホームに戻すなど、ENDのGコードを書き換えた
いずれも徒労に終わってしまった。行き詰まってしまったので、FLSUNのサポートに症状を問い合わせたら、「ほかのユーザーからも報告されている症状です。申し訳ありませんが、それはQ5のバグです。SRとQQ-Sはフィックスできたのですが、Q5は直せません」(原文英語)という返事があった。ソフトウエア的なバグなら、直せると思うんだけど、そうもいかんものなのかねぇ。
使い方がわからなくて困るとか、ハード的に故障するような事態は想定していたんだけど、公式のサポートに「バグなの」と開き直られる事態は想定していなかったよ。Redditとか海外のサイトを見に行ったら、ほかのユーザーさんもこの症状に困っていた。これといった対策もないみたいなんだけど、これまで見てみたところ、怒りはしてない。不思議。対処法がうまく行ってるのかな。
海外のサイトで見かけた対処方法というのは、上の(2)(3)に加えて、(4)モーターの金属製ケーシングを軽量化する、(5)Marlinとかいうファームウエアを導入する、といったところ。
ケーシングの印刷は、それで本当に落下してこないのか疑問だし、そもそも被害なしに印刷できないんだってば。Marinのカスタム化は、どうすればよいのかよくわからず、私の手に負えない、という問題がある。どうせ、現状はジャンクだし、ケーシングもファームウエアのゴニョゴニョもやってはみるつもり。
このプリンタは、結構、気に入っていたので、買い替えたい機種があるわけじゃないんだよな。どうしよう。3Dプリンタがないと生活に支障が出るわけじゃないが、ないと寂しい。いろいろ試行錯誤しながら、バグがFIXされるのを気長に待つか、光造形式プリンタを手に入れるか。どちらもやるか。
3Dプリンタをこんなに頻繁に使うとは思ってなかったから、お部屋を掃除して2台目のスペースを作ってもいいかなという気にはなっている。
レジン臭の軽減機能がついた、これとか
ついてない、これとか?
2021年10月12日追記:対処できた!
この記事へのコメント
おぉ!これは神が与えたもうた光造形への道なのでは?
迷わず進めよとの掲示なのでは?
いずれバグなら直るからそれまでを光造形のノウハウ取得に使えと仰っているのではないでしょうか?
なんちゃって・・・・・早く修正されると良いですね。
ええ、私も光造形に進むための啓示だと思ったのですが、部屋が汚れるのでは?とか、臭うのでは?とか、いろいろ不安はあって、なかなかすぐには進めませんね(笑)とりあえず、ゴニョゴニョしてみます!
>Q5は直せません
『直せません』って言い切ってるねぇ。
何かのハード的能力が不足している場合はあり得ると思うけど、基本的には物理的な動作をソフトで制御してるんだから、ソフトウエアでの対応が可能だと思うけどね。
^^トクイノ シロウトハンダン
今後の動向に注目だな。^^ハラハラドキドキ
私もそう思うのですよ。しかし、この、紙とペンがなくなってしまったような喪失感をどうやって埋め合わせていこうかと、動向にご注目を!