星空カメラを組んでみた際、物理的なボタンを配置するためには、物理的なスペースが必要になるのを実感した。コンパクトなカメラだと、3つも4つもボタンを付けると非常に窮屈になってしまう。これをなんとかしたいと思っていたんだ。
と、うちに買った覚えのないカンタンなリモコンが転がっていた。「この子を使って、赤外線でカメラシャッターを切れないだろうか?」というのが今回の宿題。
検証用の端末にはラズパイ3Bを使う。新しくラズパイOSをSDカードにインストールしておいた。自作PC界隈でよく見る検証台を3Dプリンタで印刷して、3Bとブレッドボードを固定しておく。作業が飛躍的にしやすくなったyo!
赤外線のレシーバーとして使うのは、VS1838Bという電子部品。1個100円くらい。正面?から見て右足がプラス(VCC)、真ん中の足がマイナス(GND)、左の足が信号線(OUT)。これをラズパイにつなぐのに抵抗はいらないみたい。それぞれ、ラズパイのGPIOの2番(5V電源)、39番(GND)、37番(GPIO26)につなぐ。カンタン!
作業そのものは、こちらのブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
Hello! My Name Is 404│hotsmmrblog
私がOSをインストールしてから叩いたのは下のコマンド(作業用のディレクトリは作ったよ)。
sudo apt-get install pigpio python3-pigpio
sudo systemctl enable pigpiod.service
unzip irrp_py.zip
ここまで出来たら、上のブログに書いてあるように、リモコンの信号を学習させる。こんな感じ。オプションの意味も元ブログに書いてくれていて親切。
python3 irrp.py -r -g26 -f ir_test b0 b1 b2 b3
学習モードに入って、ボタンを押せば、そのボタンをb0と認識してくれるはずなんだが、レシーバーが反応しない。買った覚えのないリモコンの送信口を見てみると、赤いLEDみたいなのが見える。見慣れた透明の発信部とは違うようだ。ということで、手元にあったSONYのカメラリモコンRMT-DSLR2を使ってみた(ありさんで同等品が500円で売られてた)。
リモコンのボタンを押したら、「もいっかい押して!」と言われるので、同じボタンを押して次へ。b0〜b3までその作業を繰り返す。このSONYのリモコンは19個のボタンがあるので、19種類学習させられるってことだな。
この作業が終わると、先のコマンドの引数で指定した「ir_test」というファイルが作成されている。リモコンの学習が終わったので、次は実際に押したボタンにレシーバーが反応するかどうかを試してみる。
3BはVSCodeが使えるので、先のブログからサンプルスクリプトをVSCodeにコピペする。コードはPython。LEDを光らせるためのコードになっているので、ひとまず、そのあたりを削除して押したボタン名をターミナルに表示するように改変。
実は、結構カンタンに考えていたんだけれど、ボタンを検知するコードだけで150行もある。なんだかよく分からないけれど、どうも受信した信号の周波数の平均を計算して、先に記録したどの周波数に該当するかを探しているみたい。まったく分からん。お手上げなので、あまり手を加えないことにする。
しかし、実際に走らせてみたら、押したボタンに反応してボタン名を表示してくれたので、宿題は成功のようだ。実際に実装するかどうかは決めていないけれど、技が増えたのでよかった。よかった。
この記事へのコメント
> 買った覚えのない
あるある~
逆に買ったはずの物が無いことも多々あるあるorz
うちでは、買ったはずの物が無いことのほうが多いような気がします…orz
>物理的なスペースが必要になるのを実感
集積化が進んでも小さくならないのが人間とのインタフェース部分だよね。
PC環境でいうところのキーボードやディスプレイが代表的。
ディスプレイなんって、逆にどんどん大きくなっていく。
おいらの最初のPCは14インチCRT、MACの時代は12インチCRTを使ってたけど、いまやノートPCでも10インチってある?ってかんじ。デスクトップ至っては24、27インチが標準的?だもんね。
10年後には人間にUSBインターフェースを埋め込む手術があったりしてね。^^怖っ!
TwitterやスペースXでお騒がせのイーロン・マスクのニューラリンクの動画が衝撃的です。いずれ健康な人間にもインプラントされる未来が…(若干閲覧注意)
https://www.youtube.com/watch?v=hvpHQI-smvE
大きなディスプレイが安く買えるようになったのはとても有り難いです。
だって老眼だから・・・orz
以前は7インチでも余裕だったタブレットは10インチが必要になり、
会社の13インチノートでは仕事にならないため、自腹で中古21インチを買って拡張
5.5インチスマホは拡大できないアプリは使えません
HMDも眼鏡野郎ではピント・目幅が合わなかったり・・・
いっそ脳内ディスプレイになった方が使いやすくなりそう
脳内ディスプレイでARとかVRが実現したら、むっちゃくちゃ楽しそう!
appleのvision proが近いですかね。試してみたくなってきました
おぉぉぉっ!◎◎;
さらっと見ただけなんで間違ってるかもしれないけど、これって筋肉を動かす脳からの信号を出力する感じだよね。
どちらかというとマウス的な感じ。
言葉や思考、映像イメージがダイレクトに入出力できるのは50年後か?
そういえば小学生の時に読んだ”合成脳の反乱”という小説を思い出したよ。
もうとっくに絶版なんだろうな?と思ってググってみたら、”合成怪物の逆しゅう”と改題されていまも売ってる?みたい。
これにもちょっとビックリ。^^
50年後そういう世界になっているかもしれませんね。
合成怪物の逆しゅうがアマゾンの古本で1万5800円もするのにビックリ!
英語版だと無料だったのでさらにビックリ^^
おいらも昨日それを見てビックリしたけど、たぶん詐欺か間違いかなんかだと思うよ。
普通の書店サイトで在庫0件だったけど普通の値段(値段忘れた)で売ってたよ。
日本語訳のタイトルが低学年の子供向けみたいですけど、英語版をちょっとだけページをめくったら、江戸川乱歩の少年探偵シリーズの雰囲気を感じました(怪人二十面相とか透明怪人とか、小林少年が活躍するやつ。ストーリー覚えてないけど)。小学校高学年くらいが読む本ですかね? 適正価格で手に入ったら日本語版を読んでみたいです。英語は、いやーん
小学校の図書室にあった本で、同級生に勧められて読んだことを覚えている。
その同級生とは小学5~6年が一緒のクラスだったんで、おいらが読んだのは間違いなく高学年だね。
本を沢山読む奴で、面白かった本をよく勧めてくれたんだよ。
他にも”はなをくんくん”て絵本を進められたことを覚えている。
それは読まなかったけど、なぜかタイトルだけ覚えてる。
同じ中学生に通い、中学になっても時々進められることがあった。
たぶん最後に勧められた本が井上ひさしの”偽原始人”だったはず。
この本がきっかけでちょっとだけど井上ひさしにハマったよ。
はなをくんくん^^忘れようとしても忘れられないタイトル
読書家のご友人をお持ちだったのですね。最近は、めっきり紙の本が読めなくなってきました。老眼が入ってきたのかなぁ。
「はなをくんくん」は冬眠していたクマさんやカタツムリの話なんですかね。春を迎えて、花の匂いをかいだりするのかなぁ。絵本にぴったりのタイトルですね。
汚れた大人は、「靴下くんくん」です。オェ〜〜〜