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LRGB撮影で時短しちゃおうかな

LRGB撮影で、Lに対してRGBの時間が短縮されている作例を見かけました。そんなことができると便利だよな。
ワンショットカラーカメラだけでも普通にキレイに撮れるのに、L画像をわざわざ足すのは、人間の目が輝度情報に敏感だからと言われますよね。LRGBで合成するとより、はっきり撮れるというワンランクアップの手法だと。
にゃあ的には、二種類のLRGB撮影を理解しています。
(1)フリップミラー:
モノクロ でL画像を撮影。その後、カラー でRGB画像を撮影・合成する方法
あぷらなーとさんのハーフミラー方式もこちらかな。
(2)フィルタホイール:
モノクロカメラでフィルタを使ってLRGBを撮影・合成する方法
LRGB.001.jpeg
前回、M51を撮影したのは(2)でフィルタホイールを使った方法でした(鏡筒はR200SS)。おさらいでL画像とRGB画像を比較してみます。
LRGB.jpg
いずれも自動レベル補正をかけただけですが、L画像の方が圧倒的な差ではっきりしているのが分かります。「色情報が欲しいだけなのなら、解像度とかほどほどでいいんじゃないか?」というのが「RGBの時間短縮」方法の考え方であるように思えました。
具体的には、RGBを撮影する際、ビニング2をかけて感度を2倍にして、時間を半分にするということのようです(面積は1/4になるわけで、合成するときは解像度を縦横2倍に湯戻しするんだろうか)。
通常、L画像とRGB画像は1対1の時間配分で撮影するようで、私もそうしています。L画像が1時間なら、RGB画像も1時間(各色は20分 × 3)です。
ここに時間短縮の技を使うと、L画像1時間に対して、RGB画像は30分(各色は10分 × 3)でいけることになりますね。
2時間かかっていたところ、1時間30分でいけるし、4時間なら3時間でいけるから、1時間も時間が節約できちゃう。時と場合に応じて、ぜひやってみたい。フィルタホイール方式なら、もともと解像度が高いので、時短をしてもフリップミラー方式と同じくらいの解像度が確保できるということかしらねん?
フリップミラーを使った方式でも時間短縮できないの?と思ったけど、そういうわけなので、ベイヤーフィルターの配置の関係上、解像度はフィルタホイール方式に比べて落ちてしまうような気がする。この部分、自信なし。
電動ホイールを買って、APTでプランを組んでしまえば撮影が楽になるだろうな。SharpCapならスクリプト書くハメに?

この記事へのコメント

  1. 着々とLRGB撮影の方針が固まってきてますね。
    ちなみに1台のモノクロカメラで撮影する場合でビニングしたRGBデータをLRGB合成する時には、ご推察の通り補完処理でピクセル数を4倍にします。もしくはL画像の方を後からビニングして1/4にするか、ですね。
    それにしても、機材の図が美しすぎます。
    ほんとメーカーさんのカタログみたい!

  2. あぷらなーとさん、ありがとうございます! 湯戻しするんですね。逆に濃縮するという手は思いつきませんでした。ナローバンド撮影へのロードワークと思って、LRGB撮影を少しずつものにしていきたいです。機材イラスト、そんなに喜んでいただけるようなら、VMC260LとかGS-200RCとか作っちゃいそうです☆彡

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