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はくちょう座 サドル付近

夏の定番、サドル付近です。55FLとα99改で撮影しました。架台はAP赤道儀、オートガイドはなしです。はくちょう座の大変賑やかな場所にあるサドルですが、これまで相性が悪くてなかなか絵になりませんでした。今回、ようやくなんとか現像ができる程度の撮影ができました。

ヾ(・ω・*)ノ

導入は簡単。サドルを真ん中に入れるだけ。まずはフルサイズ全域。右上に三日月星雲が写っていましたが、上部がカブってしまっています。雲と月の影響は避けられなかったようです。カブリ補正を試みましたが、上手に行かず……。本当は、たぶんこんな色ではありません(> <)。また、このサイズでは分かりませんが、実寸大では四隅が流れています。これは55FLの仕様だそうです。四隅が流れないED81SIIの方がフルサイズと相性が良いみたいです。

ほかの方のサドル周辺の作例を見ていると、赤外線域の赤の出し方が多様です。深い赤、ド派手なピンクと表現の仕方で印象が変わってきます。私の場合は、狙った色が出せず、行き当たりばったり。以前の三日月星雲もそうだったのですが、この領域は、どうしても赤と黄色が強く出てしまいます。

強処理を繰り返した挙げ句、いろいろ破綻してしまったので、カブリのないところだけを切り出し(シャトーブリアン法)、困ったときのNikコレクションでごまか、もとい、芸術的(笑)に仕上げました。またカメラのセンサーについていたゴミ(中央左)が除去できませんでした(動いてるぞこいつ)。

気になるのは、サドルの色です。周辺の赤に釣られて黄色っぽくなってます(というか赤だよな)。作例によっては青く表現されている写真もあるのですが、何色なんでしょう? と気になってぐぐったら、色指数という考え方に出会いました。

詳しい話は端折って、勘所だけを記すと、「色指数の値が小さいとその天体の色は青く、値が大きいと天体の色は赤い」んだそうです。Stellariumで見ると一発なのですが、B-Vで表記されています。

真っ赤なガーネット・スターは2.24、ベテルギウス1.52って感じで、赤い星はこんなもの。青いリゲルは-0.03。サドルはというと0.67で、太陽の0.65とほぼ同じ。サドルは太陽とほぼ同じ色というのは分かったけど、それって青というより黄色ですよね? 某サイトには、太陽は無色ですとという説明がありましたが、それはねぇだろ。

それはともかく、色指数では黄色っぽいらしいので、今回はそれで良しとします。イイ加減ダナ(笑)次回、がんばる。

この記事へのコメント

  1. 天の川って、あちこちに赤いものがウネウネしてるんですねぇ(よく分かってない)

    • けむけむさん、あちこち赤いものがウネウネしているようです(よく分かってないwww)

  2. 画面いっぱいに広がるウネウネが見事ですねぇ。ちなみにNikコレクションは芸術的ツールだと思っていますので、それを用いた表現は撮影者の自由だと思っています。困ったときは、どんどん盛っちゃえ♪。

    天体の色は、そもそも肉眼では捉えきれない色なので表現には悩みますね。人間の目はオートホワイトバランス機能が実装されているので、太陽の黄色が白に見えるように高度な補正が行われているのかも知れませんね、

    • あぷらなーとさん、困ったときのNikとFlad Aideです(笑)Nikは想像もしない処理を提示してくれるのが面白いですね。盛っちゃいます! 太陽は何色なのかって、赤だという国もあれば黄色という国もあるらしいです。絵に描くとその人の心象が現れてきますものね。なかなか絵で白く表現する子どもは見かけないですね。興味深いです。

  3. オヤジのスマホは、DMMですが、退屈な時間は24時間なので、あっと言う間に貯金のデーター量も使い果たしました。(笑)
    テキストWebブラウザーになり、通信速度まで遅くされて、データー量の追加をすることもできませんでした。(笑)
    画像が見えないスマホなら、緑液晶の昔の携帯(爆)
    今、帰宅しました。
    家は、素晴らしいWifi環境があるので最高です。(笑)
    また、活動開始します。

    • オヤジさん、おかえりなさい! そういえば関係ないですが、昔、Lynx とか Bobcatを使っていた時代がありました。画像を表示させるのに別のソフトを呼び出していたような記憶が……。ともあれ、おめでとうございます!

  4. 色指数だと何となくピンと来ないけど、表面温度を調べてみたらサドルが約5800K、太陽が5772Kなんで、色温度で言っても確かにほとんど同じ色になりますね。客観的には黄色~黄白色でいいように思います。

    もっとも、WBを太陽光に合わせると考えると白色の方がいいのかな……?考えれば考えるほど、本当によく分からんです。

    そもそもこのあたりは視野一面に赤いのが広がってるので、色を合わせるのが恐ろしく難しそうですよね。自分が敬遠してる一因だったりします(^^;;;

  5. HIROPON さん、確かにWBをあわせるときに太陽光は白ですよね。おっしゃるとおり、このあたり一面真っ赤なので、どんな星も釣られて赤くなってしまいます。でも、上手に処理されている方もいて、個人技の世界に入ってしまっていて、私にはお手上げです
    ヽ( ̄▽ ̄)ノ

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