α99改とED81SII(SDレデューサーHDキット)で撮影。架台はAP赤道儀。この撮影に先立って、夜露で失敗したのだけれど、そのリベンジ。サイクロプス(一つ目巨人)のようなモクモクが象の鼻星雲で、それを取り囲む反射星雲全体はIC1396ということなのかな。
地味な星が多いせいか、ケフェウス座の形がはっきりしなくて、導入にちょっと手間取った。デネブと北極星のほぼ中間(デネブ寄り)にある星がアルデラミン(2.45等星)。その近くにあるζ星との中間のはずれあたりにファインダーを向けた。IC1396の中央にある3つの星を目印に中央に置いて導入。
この領域の見どころはガーネット・スターもあるね。ウィリアム・ハーシェルがガーネットと表現はしたけど、命名はしてないらしい(ホント?)。代表的な変光星らしいけど、それだけでこの星が有名になったんじゃないだろう。固有の名前が付けられるくらい綺麗なのは確か。日本語では「ざくろ石」。残念ながら、地球上のざくろ石は意識して見たことがない。
ひとまず、IC1396全体を撮影した。中央左上に取り切れないゴミが残ってしまったけど、雰囲気は撮れた。
中央下部に、象の鼻星雲が写っていたので、クロップ。誰が「象の鼻」って命名したんだろう。象の鼻というよりは、サイクロプスの方がしっくりくる。妙にここだけ立体感があるな。ナローで撮影しても綺麗なんだと思う。いつか長焦点で狙いたい。
この記事へのコメント
これは、撮った事ないです。
これ、ケフェウス座だったんですか~。
けむけむさん、ケフェウス座の首からアゴにあたる場所だそうです。星座の形を把握するのに難儀しました。星がありすぎると、星座が分からなくなるという贅沢な話でした
象の鼻、綺麗に撮れていますね~。IC1396は何度やっても失敗ばかりで今度こそちゃんと撮りたいです。まずはAOO撮影だとは思いますが。
上杉さん、ありがとうございます! ナローなら綺麗な写真になるでしょうね。象の鼻なら、画角的にVC200Lとの相性よさそうです〜
こう言う画像見ると、禁断症状。
あっ あっ 早くけーりてー(汗)
オヤジさん、禁断症状が出るくらいですから、退院すぐですよ。まずは軽い鏡筒からリハビリ、リハビリ! お大事になさってください〜
そうそう、この青っぽいガスの色が都心からだとなかなか出ないんですよねぇ。
それにしても、500mm近い焦点距離にもかかわらず、手動でドンピシャで中央にフレーミングするとはお見事です。目盛環があればまだ何とかなるかもしれませんが、自動導入にすっかり慣らされてしまっているしなぁ……(^^;
HIROPON さん、ありがとうございます〜。自動導入はやはり便利ですね。星が肉眼で見えていたのと、画角が確認できる星図(ステラナビゲータ)が手元にあったのでなんとかなりました。日の出光学の単眼鏡も補助器具として助かります。都会だと星が見えないので、電子ファインダーのお世話にならないといけませんが、大掛かりなのが玉に瑕です(^^;)
にゃあさん
貼り付けられた画像が起爆剤になったのか、明日10時退院になりました。
美人の看護師さんゾロゾロで、別れるのは辛いのですが、ピラー脚に早く会いたいです。では、また。
オヤジさん、退院おめでとうございます! 美人の看護師さんを撮ってるほうが楽しいような気もしますが、それはあぷらなーとさんとは別の変態認定ですかね。夜空のレポ楽しみにしてますー
オディロン・ルドンの絵画に描かれたサイクロプスを彷彿とさせる象の鼻ですね。
とてもよく写ってますねぇ。
この領域はまだ撮ったことがないのですが、いつか狙ってみます♪
あぷらなーとさん、ありがとうございますー。ルドンのサイクロプスはどこか切ないですね。三連装砲で象の鼻は迫力あると思います!
HIROPONさんが言われているように青いガスはなかなか難易度高いと思います。空の状態も良かったのかもしれませんが画像処理の腕も確かですね。
Gさん、そんなに褒めていただけると、恥ずかしい限りです。いつも同じように処理できるわけではないので、精進します〜!
こんばんわ
手動導入攻略できたみたいでなにより。
こいつは天の川の中だから、星に埋もれてしまいますよね。しかもでかい!!
撮影画像はカメラモニターでも形がうっすらと見えるから淡い対象の中では明るいのかも。。。
moritoさん、ダークは気にしなくていいとおっしゃっていただいて、気が楽になりました。ダークは使い回しです(笑)ありがとうございます。でかいので、なんとかフルサイズで収まりました。それでも上側に余裕がないですが……。私の環境ではカメラモニターに出てきていなかったので、ISOをもう一段あげてもよかったのかもしれません。また機を見て、ナローでも挑戦してみます!