サドルとはどうも相性が悪いらしいです。赤外線域がバンバン写るエリアであるはずなのに、上手にできません。普通に撮れば普通に写るはずなのに、そう思っているからへんなフィルターを使ってみたり、ヘンな三脚を使ったりして失敗しちゃう。そんなことのようです、と反省の弁を述べる。
両方の写真とも、鏡筒BORG55FL (D=55mm, fl=250mm, F4.5)、補正光学系:レデューサー7880 0.8x (fl=200mm, F3.6)、架台:AP赤道儀が共通です(たぶん)。明るい大きな星がサドルです。M29が右側に友情出演しています。
上の方は9月に撮った写真。忘れてた。UHC-Sネビュラフィルターを使ったような気がします。記録に取っておかんとだめね。そのせいかどうか、赤外線域がまったく炙り出せません。代わりによくみると青っぽいモヤが写っています。眼視でみるとこんなイメージなのかしら? 赤い星、青い星の色がはっきりしてて「これはこれで綺麗なのかもしれない」と自分に言い聞かせます。UHC-Sを使ったのであれば、別の使いようがありそうです。
下の方の写真は、7日夜に東京の自宅ベランダから撮影しました。PHD2で追尾。Hαのシャープカットフィルターを使って約1時間露光しました。でも、十分に赤外線域が写ってなかったんでしょうね。持ち上げるのが非常に難しかったです。すごい荒れてる。無理して処理したので、周辺減光が激しく目立ってます。うちのベランダの限界なのかしら。ナローで撮れば改善するかもしれないな。
失敗作をごまかすのに必須だったPhotosopのフィルタ NIK COLLECTIONが処理後に落ちるようになって使えなくなったのが辛いところ。同じ領域を撮っても、写っている情報が違っていれば、印象が全く違いますね。画像処理の仕方も影響してくるわけで、やっぱり天体写真は難しいですわ。