天体の自動導入にあたり、望遠鏡のアライメントが必要なわけですが、ファインダーを覗き込む無理な姿勢から解放されたいという切なる願い(笑)から、スマホを電子ファインダーにできないかと、妄想し続けていました。それから、ベランダでオリオン星雲を狙っているときは、そもそもファインダーがなく天体導入にえらく難儀しました。スマホファインダーが2〜3等星くらいを捉えてくれれば、あとはSharpCapに映った像からスターホッピング(って言うの?)で天体を探せるのになぁと。
今回の狙いは後者です。アライメントは結構な精度で天体をファインダーの中心にとらえないといけませんが、300mm周辺の広角(?)なら、だいたいの天体の位置が特定できれば、写野に入っているでしょうというアバウトさが許される世界です。本日曇りのため、実戦に投入はできていませんが、使えるかもしれません(あ、雨降ってきた)。
今回、上の写真のように、この仕組みを構成するのは次の3つです。
(1)カメラ(ASI1600)を固定する三脚座
(2)三脚座とスマホホルダーを固定するL字ブラケット
(3)スマホを固定するホルダー
3つのパーツを組み上げます。スマホはGalaxy s6(f1.9)です。デフォルトのカメラアプリを起動させます。ズームは8倍までききます。カメラとスマホファインダーの光軸を適当に合わせてみました。被写体は近くの電柱さん。SharpCapでどのように写ったかが、次の写真です。
日が暮れて真っ暗ななか、どちらのディスプレイのほぼ中心に電柱が写っています。電柱はいけたけど、肝心の星は写るの?というところが心配なんですが、11月17日のテストでは2〜3等星はスマホに写るみたいなのであとは実践に投入するだけ。現状では、肉眼で見えているベテルギウスでさえ導入できませんでした。ベテルギウスが捕まえられたら、バラ星雲の場所は特定できそうなんだけどな(この回、続くと思う)。
スマホで撮ったオリオンさん
この記事へのコメント
すげぇ!
ポラリエがフルアーマーのモビルスーツみたいになってる!!
スマホファインダー、なんだか実用になりそうな気配ですね。
今後の進展に目が離せません♪
腰痛オヤジに、愛の手を!
出来そうですね。楽しみにしてます。
鏡筒も、オヤジも、アクロバットしてますので。(汗)
あぷらなーとさん、確かにメカメカしく、仰々しくなってきました。見た目に比例して機能してくれればいいのですが。晴れたらまたレポートさせていただきます!
オヤジさん、コメントありがとうございます!うまく行けばいいんですが、どこか罠がありそうな気もしていて。うまく機能したらアライメントに使えるかもやってみます。xyスポットファインダーより楽になることを期待してますー