ASI1600-MC-COOLが届いた

関東地方は梅雨が明けず、なかなか天体撮影日和になりませんね。ちょっと本腰入れて写真を撮りたいと思い、酔った勢いでASI1600-MC-COOLをポチッと。何週間か待った後に商品が届いたわけですが、シャッターボタンがついていないカメラは初めて。いろいろハマってしまったところがあったので、備忘録として書き記しておきます。
■レンズとASI1600-MC-COOLの接続
・使用する望遠鏡「ビクセン ED81sII」
フリップミラー及び延長筒経由31.7mmで接続しました。延長筒がなくてもフリップミラーに接続はできますが、ねじ込みになるので、画角に自由がききませんし、延長筒を使えば間にバローも挟めます。また、眼視も捨てがたいので、フリップミラーを使うことに。たぶん、この組み合わせで使うことが多くなると思います。

・使用するレンズ「Kenko ミラーレンズ800mm」
使っている人は少なそうです。焦点距離が長い割には激安のTマウントのレンズです。ふだん、一眼レフの接続にはTリングを使っています。レンズのTマウントに上記の延長筒をねじ込んだうえに接続しました。見た目がヘンです。杵か棍棒のようです(写真)。
杵.png
これを固定させるのに三脚座が必要になります。ZWO純正品もあるようですが、より安価な製品をアマゾンで買いました。写真に写っているのがそれ。1771円。

ぴったりです。これで、三脚や赤道儀に載せられるようになりました。CMOSはマイクロフォーサーズのサイズなので、焦点距離はフルサイズの2倍相当です。1600mmが実現しますね。2倍バローを挟めば3200mmに。素敵です。ただ、地上を撮ってる限りでは画質はイマイチです。たまにこの組み合わせで撮ると思います。
・使用するレンズ「SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300キヤノン用」
マウントアダプターをASI1600と同時購入。三脚座は、上記製品を利用します。これで、焦点距離140mm〜600mmの広角(?)が撮影できるようになります。干潟星雲とかはこの組み合わせかなあ。

■撮影のための準備
(1)シャッターボタンやストレージがないので、撮影はノートパソコンで行うことになります。
(2)まずはドライバのインストール。WIndows用のドライバをZWOのサイトからダウンロードしました。

(3)キャプチャソフトには推奨されているSharpcapを使うことに。後で書きますが最新版をDLしませう。
Downloads – SharpCap – Lunar, Planetary, Solar and Deep Sky Imaging. EAA and Live Stacking.
(4)USBの接続は3.0経由で行いました。パソコンによっては、2.0の口と3.0の口が別々になっていることがあるので注意。私のパソコンは左手前が3.0。右側が2.0でした。
■Sharpcapを起動
冷却とか細かい設定は、追々覚えるとして、まずはパソコンに画像を保存するという基礎的な目標。メニューのCameras(カメラ)で「ASI1600-MC-COOL」を選びます。しかし、初っ端からハマってしまいました。私の場合、色空間(colour space)を「RGB24」のままにしておいたせいか、Start Capture で撮影しても、指定のフォルダに何も保存されませんでした。何が悪いのか分からず、ここで30分以上は格闘。保存形式としてFITSを選び、色空間をRAW16にすることで保存できるようになりました。
このときは、月を画像にとらえていたので気づかなかったのですが、Bayer Preview をonにして遠くの街の灯にレンズを向けると色がおかしいのです。ユニクロの看板をとらえたところ色が青に写っていました。ふつう赤ですよね? ドライバがおかしいのかと何度かインストールしなおしたのですが、改善しません。色温度のせいかとスライダーを調整してみましたが、改善しません。
一旦、保存したFITイメージをステライメージ7で開き、「ベイヤー・RGB変換」をかけたときにようやく分かりました。ベイヤーの配列がGBRGなのです。SharpcapのBayer Previewで表示される画像がGBRGでなかったので、本来、赤であるはずの色が青で表示されていたのです。
Bayer Previewをoffにしたら、表示画像はモノクロだし、どうせ変換かけるときもモノクロだからいいんじゃない? と自分を納得させようとしたのですが、やっぱり気持ち悪い。いろいろ調べていたら、Sharpcap 2.9では、ベイヤー配列を設定できることが分かったので、使っているバージョンを確認したら、2.8だったことが判明。2.9をダウンロードし、インストールしてみたら、なんの設定も必要なく、正しい色が表示できるようになっていました。これでBayer Previewをonにして、色を確認しながら撮影できそうです。設定そのものはBayer Previewのプルダウンでできるようです。
その他、Sharpcapの使い方はあぷらなーとさんのブログを参考にしました。ありがとうございました。
シャッターボタンやファインダーのないカメラは慣れないことばかりです。しかし、はやく晴れてほしいなあ。