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改造R130Sf、プライム・フォーカス化への道(7)ゴースト

空が黒く晴れていたので、改造R130Sfの星像を改善するための自作レデューサーを試してみるときがきた。今回使ったACクローズアップレンズは49mmのNo.2。Tリングを分解して、レンズをはめ込んでと。屈折望遠鏡の回で、何度も苦労したから楽勝だ。

白にゃあ
白にゃあ

屈折は凸を上に、反射は凸を下にだよ。覚えてる?

そうだった。プライム・ニュートンは、反射鏡だった。クローズアップレンズの凸を対物側にしてレデューサーが完成。鏡筒に装着した。二分割バーティノフマスクも使い勝手よくピント合わせもOK。心配していた無限遠も問題なし。R130Sfをアルクトゥルスに向けて試写した。

四隅を確認しようと切り出したんだが、肝心の星が切り出せなかったので直接的な比較はできなかった。少しコマが残っているようだけれども、改善はしたように見える。ここまではOKなんだが、しかし、新たな問題が発生。ゴーストだ。こいつはコマ以上に面倒だな。

たぶん、クローズアップレンズの反射が原因。センサーとレンズとの距離を適切に置けばいいはずなんだが、適切な距離が分からない。現状の間隔は約50mm。離せばいいのか、逆に近づければいいのか。近づけるとしたらマウントアダプターに装着することになるが、離すとしたら装着方法が思いつかない。いやいや、フードをつければ改善するかもしれない。どうしてくれよう。試行錯誤始がまる予感……。

ゴースト円の大きさは、センサーとフィルターの距離が離れるほど大きくなります。ゴースト円を大きくする(センサーから遠ざける)ことで単位面積当たりの光は弱くし、ゴーストを薄くするという戦略と、ゴースト円を小さくして輝星の滲みより小さくすることで目立たなくする戦略の2つが考えられますが、どちらがいいのかはケースバイケースになると思います

【集中連載】天体写真のフィルターワーク(3)・フィルターの副作用と置き場所 | 天リフOriginal
自作レデューサーで生じたゴーストを消す
改造R130Sfのコマ対策のため、ACクローズアップレンズ49mmのNo.2をTリングに仕込んでレデューサーを製作したまでは良かったのだが、ゴーストが出て困っているというのが現在の状況。どんなゴーストかというと、下の写真のような感じ。これ、...

 

この記事へのコメント

  1. これはそうとう厄介な問題のような気がしてきているよ。^^コマッタネ

    クローズアップレンズにはマルチコーティングされているので、すくなくとも干渉フィルターのようなダイレクトな反射は非常に少ないと思うんだよね。
    反射望遠鏡ってあまりよくわかってない(屈折もだけどね^^)んだけど、主鏡とクローズアップレンズの共同正犯じゃないかと勝手に想像している。

    いつものド素人の想像なんで軽く流してちょうだい。^^

    • 参りました。コマ退治とゴースト退治の両方をしなくてはならないとは。まずは距離を詰めてやってみます。

  2. ・・これまでの軽快なBGMが一転、重苦しい不安げなメロディに変わり、場面は暗転、第1ステージの敵ボスキャラが登場!!
    さあ、にゃあ剣士、これまで蓄積してきた経験値で手強そうな相手を倒すことができるのか・・・?

    • ごーすとがあらわれた!

      ♪ピロロロロ、ピロリ~
      ♪ブッ、ブッ、ブッ、ブッ、ブ~~

      けんしが、ぷりんたをとりだした!
      ガチャン、ガチャン(プリンタの音)

      どうなることやらです…

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