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初心者向き? 3D CADのTinkercadでバンドをモデリングしてみた

3Dプリンタユーザーに憧れて、3D CADの練習をしようとFUSION 360をダウンロードしたまではよかったが、使い方がさっぱり分からず、ファインダー台座や鏡筒バンド的なものがまったく作れなかった。クセのあるソフトだけれど、使えれば強力という話なんだけど、使えなければ始まらない。というわけで、その弟分(?)にあたるTinkercadを使ってみた。

Tinkercad - From mind to design in minutes
Tinkercad is a free, easy-to-use app for 3D design, electronics, and coding.

Tinkercadは、ブラウザベースなので、アプリケーションをダウンロードする必要がない。MacでもWindowsでも使える。Tinkercadにログインするために、同じベンダーであるAutodeskのアカウントが使えた。利用は無料。日本語にも対応している。

作業画面は、FUSION 360と比べてポップな感じがするという第一印象だけでなく、操作が直感的で、拘束するとかしないとか難しいことを言われないので、子どもにも使いやすそう。ということは、にゃあさんにも使えそうだということだ。

一言でいうと、パワポの立体版だな。パワポを使ってお絵かきが楽しい人は、すぐに使えるようになると思う。私自身、FUSION 360ではまったく歯がたたなかったが、Tinkercadなら1時間もしないうちに、リングを作ったり、ネジ穴を開けたりといった基本作業ができるようになった。説明不要で使えるソフトウエアって、たいしたものだね。

31.7mmのQHY5IIIを固定するリングが欲しいと前から思っていたので、練習で作ってみたのがこちらのバンド。ちょっとカメラde遊ingさんのリングの雰囲気を真似てみた(全然、及びもしないけど)。

ネジ穴はミリ穴だけなのかな。インチ穴の設定が見つけられていないので、ひょっとしてミリに変換しないといけないかもしれない。だったら、オスネジも3Dプリンタで印刷したほうがいいのかな。とか考えながら作業していると楽しい。svg形式の図形が読み込めるから、バーティノフマスクも作れそう(時代はオートフォーカサーに移っているが)。

3Dオブジェクト(.stl)として、ファイルを吐き出すことができるので、Print 3DとかいうMicrosoftのよくわからないアプリで開くと下の絵のような感じになる。左下に見積もり価格1528円と書いてあるけれど、どこかで3Dプリントしてくれるのかしら。この値段で私の作ったモデルが売れるわけではないよな。

ちょこっとやってみて、最初に出来上がりをイメージするのが大事だということは分かった。モデリングができちゃうと、印刷したくなるよねぇ。

しかし、部屋にプリンタを置く場所がない。置き場所的にはニンジャボット・コペンなら許容なんだが、造形サイズも幅84mmx奥行き104mmx高さ110mm と小さくなる。デルタ型なら部屋の隅にぴったりはまるかと思ってはみたけれど、実物はウェブで見た感じより大きそうだし、悩めるな。

 

この記事へのコメント

  1. ニンジャボット・コペンはかわいいね。
    具体的に作るものをイメージしてないのでわからないけど、造形サイズ84mmx104mmx110㎜あればかなりのものができそうな気がした。

    機種はこれから悩むとして、現時点での導入モードは何パーセントぐらい?^^

    • 10cm*8cmあれば、ラズパイのケースや55FLのフードくらいは作れそうなんですが、ED81Sのフード周りを作ろうと思うと少し足りないのですよ。まぁ、そこまで本気の趣味にはならないような気もするので、小さい製品でいいのですかね? 天文用パーツ以外の応用も考えてみたいので、年内導入確率60〜70%といったところでしょうか。

  2. あぁ~拘束に引っ掛かっちゃいましたか。
    あれ気にし始めるとキリがないっすよ。
    自分はあの辺の事は気にしないで、とにかく円や四角などから造形しちゃってますよ。
    覚えれば便利な機能だと思いますが、円を揃えたり線上の一点を指定したりなどの事は拘束を考えなくても出来る事ですから。
    自分はよく補助線を引いています。

    安心してください。
    拘束を理解しなくても思った造形は出来ます!!!
    でも、他のキャドで造形の手順を習得することは良いと思います。
    自分も最初は他のキャド(DesignSparkMechanicalっていうヤツ)で造形していく手順を覚えましたから。
    直感的に使えるCADで効率的に造形出来るようになったらFUSION360に戻ってくればいいと思いますよ。
    その頃には拘束を理解していなくても、思った図形が書けるようになっていますよ、きっと。

    自分が思うFUSION360の良い所はネジが簡単に書けるところ。
    無いサイズでも自分で編集して作ることが出来るんですよ。
    最初に覚えたCADではネジを描くのが難しかったんです。

    • カメラde遊ingさん、なにかやるたびに拘束される?のでネジ穴一個開けられませんでした(笑)でも、おっしゃるとおり、造形に慣れたらFUSION 360を使いたくなると思います。はじめからAdobe Premierも使えたわけではないので、そのうちなんとかできるようになると思います。しかし、最初に「まずはモデリングから〜」という良いアドバイスをいただきました。使えないのにハードウェアを揃えてしまうと、宝の持ち腐れですものね。何が作れるかも合わせて考えていきます。ありがとうございます〜

  3. おお、素晴らしい。早くも実用パーツをデザインされるとは、流石です。ちゃんとフチに丸まで掛かってるし。何でも使いこなし早くて感服します。
    偶然ですが私もTincerCAD使ってます。積み木感覚で使えてブラウザベースなのでボロPCでも行けるのが助かります。
    私はフードとかケースとか簡単な物しかしか作らないので全然上達しないし、マイナーなのかネットに情報少いようです。使う度に新しい機能見つける案配です。
    カメラde遊ingさんも仰られてますが、ネジとかは別の高機能CADから読み込むしかないのかな。私は六角形の穴開けてナット嵌め込んでます。そのうちネジの拡張モデリングを誰かが作ってくれないかな?って思ったりします。
    モデリングも凝りはじめると天体写真ほどじゃないけど深い沼があるのかもしれません。

    • I *MATさん、ありがとうございます。おっしゃるとおり、積み木感覚なので親しみやすいすね。タップでネジ穴を切るという方法もあると知りましたが、なるほど、六角穴にナットですか。それならぴったりと収まりますね。そういう工夫が面白そうです。プリンタが増殖しないように気をつけないとです(笑)

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