休日は、プリント作業がはかどる。今回、製作したのはBORG 55FL用バーティノフマスクと31.7mmガイドカメラ脚の2つだ。
まずは55FL用のバーティノフマスク。前に36ED用に作ったときと同じ要領で作ったのだけれど、収縮も考えて鏡筒の外径64mmのところマスクの内径65mmにしたら、案の定ぶかぶかになってしまった。内側に滑り止めを兼用したラバーシールを貼ったら、ちょうど良いサイズに。フード類を作るときは、このぴったりサイズに直径を定めるのが難しい。計算式とかあるんだろうか。大は小を兼ねるじゃないけれど、多少、大きいほうが修正が効きやすいので、びびって大きめに作ってしまったというのが反省点。
でも、修正後は見ての通り、きちんとはまっているのでヨシとする。以前使っていた樹脂製のマスクは、サイズが一回りも二回りも大きいのに加え、踏んづけて割れてしまったこともあり、今度から自作バーティノフマスクを使おうと思う。
近くのビルで光条の出方を試してみた。こんな感じでした。
二つめは31.7mmスティックのり型カメラ用のガイドカメラ脚。以前、QHYガイドカメラ用のホルダーを自作したけれども、それはアルカスイスタイプ。
今回作ったのはビクセン互換のファインダー台座に合う(はずの)ものなのだ。固定用のネジはポリカーボネート製のM4を使った。これだとカメラに傷つけなくてすむ。金属ネジの先に樹脂のついたタイプもあって、そっちの方が格好いいけれど、若干高いのと輸入に時間がかかるのが欠点だな。
もともと55FLのガイドスコープにSV165を使ってみたんだけれど、スコープだけで500gあって、さらに脚が長いので、モーメントも大きくなりやすい。そうすると架台がAZ-GTiだと少し荷が重く、ウエイトが余計に必要になりそうだった。そのため、ガイドカメラは軽く低くしたかったという理由がある。ASI120mm-miniの重さは60g。スコープとカメラと製作した脚を含めても231gにしかならない。これで少しはダイエットできたかな。なんなら、もう少し軽いCマウントレンズを使う。
この記事へのコメント
この場合、軽さは正義ですね。樹脂の弱点を軽量化が七難隠す。
バーティノフですが、窓の開きが(遮蔽部に対して)少し狭いように思いますが、Fl=250mm程度でちゃんと光条見えますかね?
私も各種バーティノフ使ってるんですが、なぜかFl=300mm以下だと光条が綺麗に出なくて。開口率を上げた方が綺麗に出るのかな思ってAstroJargonさんのパラメータ色々試してますが。なんか上手くいかないです。
i*matさん、これでウエイトが1kgで収まると嬉しいのですが、またこんどやってみます〜
私の55FLはレデューサーを付けているので、FL=200mmです。窓の開きは、これまで使っていたバーティノフマスクの2mmと同じくらいにしようと思ったのですが、結果、ほんのちょっとだけ狭かったです。測ってみたら1.875mmで作図してました。幅を最初に考えたわけではなく、開口部の数を15で設定したからだと思います。
実際に、バーティノフマスクをつけて撮た写真を上に載せておきました! こんな感じです。
綺麗に光条出てますね!
わざわざ画像貼って頂いて有り難うございます。なんか疑って見たみたいで申し訳ありませんでした。
何でウチの上手く行かんのだろ~?深呼吸してやり直して見ます。薄いので見てる間に一丁アガリ~。3DP、便利ですね~
いえいえ、やっぱり実際に写してみないとですよね。ほんとう、3Dプリンタは便利です。マスクづくりうまくいくと良いですね!
自分はフードを作るときには少し大きめに作っています。
例えば半径で0.5mmとか。(あまり小さいとプリントしても造形されない)
そしてその分小さな筋状の突起を内側面に120度間隔で設けています。
プリント時は自分のプリンターでは100.3%~100.9%ぐらいの拡大率にしますが、大体いつも100.3%で様子をみています。
小さな突起のメリットは、それがある事でフードが撓んでくれるので多少のサイズ違いは吸収してくれていると感じていますよ。
都合のいい方法が見つかるといいですね。
カメラde遊ingさん、たまにフタの内側に3つの突起のあるのを見かけますが、そういうことだったのですか! 目からウロコでした。これを120度間隔で作るというのは学習ポイントですね。勉強します!
そうそう、それね。
メリットについてはあくまでも個人的な感想です。
実際の役割は分かりません(^^;)
蛇足ですが・・・。
円形の場合。
・スケッチでは円形状パターン。
・出来ているボディを円形状にコピーするにはパターンの中の円形状パターン。
を使いますよ。
円形状パターン、70%くらい理解しました! ありがとうございます!
全然関係ない話。
バーティノフって何語?
最後に”ノフ”、”チョフ”、”コフ”、”ネフ”がつくのはロシア系の名前だよね。
それ以外にも~スキーとかもどうだけど。
ロシア人のバーティノフさんが考案したマスクということ?
知っていたら教えてちょふ。^^;
ロシアのアマチュア天文家Павел Бахтинов(Pavel Bahtinov、パベル・バーティノフ)さんの発案のようですよ。
https://astronomy.ru/forum/index.php/topic,10421.0.html
ありがとう。^^
やはり人の名前だったのね。
犬のマスチフは、ロシアとは関係ないみたいです ^^