今回の話は「非冷却カメラで温度管理をしながらダークファイルを撮るという妄想」の続編。決してAIに書かせているわけではないよ。妄想だけでは話が進まないので、実際に冷温庫を買ってみた。大きいのは不要なので、比較的小さいやつね。アマゾンよりも、楽天とかヤフーの方が安いことがあって、今回、私はYahoo!ショッピングで新古品を購入した。
ベルソス VS-409という商品で、マイナス9℃から60℃まで庫内の温度を設定できるという触れ込み。正面から見るとのっぺりとしているけれど、これくらいシンプルな方がいいと思う。
で、目的は非冷却カメラを冷温庫の中に入れて、撮影地と同じ温度に設定すれば、現地でダークを撮る必要がないし、撮り忘れてもリカバーが効くという効果が見込めるっていうわけ。
今回じっけんに使用したカメラは非冷却のASI294MC。カメラとパソコンの接続は、冷温庫のドアが閉まりやすいように、きしめんタイプを使った。撮影ソフトは、SharpCapとAPTにつないでみたんだけど非冷却のカメラ温度を表示してくれるたのは、ざっと見た限りASI STUDIOだけだった。N.I.N.Aは試してない。
冷温庫の電源を入れて、マイナス9℃に温度を設定したのだけれど、マイナス7℃に落ちるまで1時間以上もかかった。急冷には対応してないみたいなので、時間に余裕のない日に作業するには向いてないな。しかし、マイナス7℃に達すると、カメラの温度は0℃まで下がってくれた。前回、遠征したときの気温マイナス6℃に対して、カメラの温度が3℃くらいだったので(EOS X7iの場合)、十分に冷却できると思う。マイナス9℃まで下がらなかったのは、室温が暖かかったか、ケーブルの隙間から冷気が逃げたかんじゃないかと思う。
難しいのは、冷温庫の温度イコールカメラの温度じゃないことで、希望のカメラの温度に合わせるのに、温度差を考慮しないといけないのと、冷温庫の温度を上げ下げしても、すぐに追随してくれるわけじゃなくて、時間差があるってことかな。また、2時間もダークを撮影すると、その分、温度も上がる可能性があるので、必ずしも温度が常に一定に保てるわけじゃないと思うんだ。
それでも、現地でダークを撮り忘れてもなんとかなるし、ダーク撮影に費やす時間をほかの時間に充当できるよね。帰りの自動車のなかでダークを撮るというのもやったことはあるけれど、それよりは正確な温度でダークが撮影できるんじゃないかと思うんだ。
じっけんの様子は、動画を見てほしいよ。
この記事へのコメント
うちのあたりの今朝の最低気温はマイナス11度でした・・・
そんな中、ZTF彗星を撮りにいったのにSCWがハズレ、ほぼ雲を撮ってました・・・
それはともかく、この冷温庫イイですね
遠征時に温かい飲物持っていくのに欲しいなぁ
ってそういう話題じゃないですね
ダークね、ダーク、えぇ全然撮ってません
フラットも撮ってません
ライトだけ撮って撮りっぱなしです
画像処理もろくにしません
面倒くさがり屋なので、この趣味向いてないのかも・・・
AI小説に続き、合成音声の滑らかさに驚愕です
マイナス11℃は寒いですね! 冷温庫はいずれ車に乗る運命です。寒い日はUCCのホットコーヒー缶がいいなぁ。帰りを考えるとビールは入れられませんが、暑い日には冷たい炭酸水なんかをゴクリとできると嬉しいです。
私もダークを使うことがあまりありません。おっしゃるとおり私も面倒くさがり屋なので…。でも、赤や青の点が線を作っていたりすると、ダーク撮っておけばよかったなぁってなります。そう思うだけですが(笑)
文章もAI、写真もAI、声もAI。画像処理もAI。なんでもAI。仕事変わってくれ。ですね!
こんなしゃべり方の男の子、博士ちゃんに出てきそうで、ビックリするほど自然ですね。しかもチョッと関西弁っぽい。ヒョッとして芦屋から越してきた?
ボクは、大阪府芦屋市から引っ越してきたボンボンです。奈良県芦屋市は、漁業や工業などが発達している大都市であり、観光名所も数多くあります。ボクは、AIじゃないよ。凡倉だよ。
子どもの声を装うと、間違いも許してしまいそうになりますね。不思議です…
冷温庫に見えないぐらいのシンプルなデザインだね。
AIで思い出したけど、昨日、黒・天リフさんがchatGPTに色々質問して遊んでいたようだよ。
AIが天リフや天ガ、星ナビを知らなかったようで、色々教えてあげたみたい。
動画終わりの『じゃっ、またね。』がちょっとぶっきら棒な口調で笑った。^^
p.s.
×時間に余裕のある日 〇余裕のない日 ^^←typo王の奴
仁高先生、引っ張りだこですね。たまに嘘をつくとか言われてますけど、いい加減なことを自信ありげに話す人間のオッサンもいますしね。
タイポ直氏ました! ありがとうございます。
じゃっ、またね。
記事内容にかする程度の質問で恐縮ですが、天体機器をASIAirと接続してPCのINDI対応クライアントアプリ(KStarsやCCDCielなど)から操作出来ますでしょうか。
ASIAir自体がINDI環境なので、ZWO社が自社スマホアプリでしかアクセス出来ない仕様変更していない限り、マルチクライアント(複数アプリで同期して操作可能)で動作するはずなのですが私が所有していないため確認できません。。。
もし制約が加えられておらず、接続出来るようならASIAirが対応する機器は面倒な設定無し(すでに設定済みなので)で使用できるので便利そうです。(ASI STUDIOよりかなり多機能な環境を設定無しで利用できますね)
ASI AIR を KStarsから操作するという発想がなかったです。なるほど面白そうですね。
アンテナがついていたり、電源ハブの役割もありますから、ハード的にラズパイよりも便利に使えそうです。
まず、KStarsをセットアップしてみないと! お時間ください。ちょっと試してみます。