お昼の天気が悪かったこともあって、ペルセウス座流星群を撮影する準備は全くしていなかったんだけれど、極大の当日午後10時前にT-Studioさんのブログを見て、ペルセウス流星群を撮ってみようという気になった。そもそも東京の空で流星群が撮影できるなんて、まったく思っていなかったんだ。最初から諦めてたって言うやつだよね。やってみなきゃわからない。
ペルセウス座流星群の放射点がベランダから見えないので、自作バンドに固定したASI385とCマウント8-50mmズームを北北西方向に向けて15sec*2000枚をSharpCapで撮影。セッティングの様子は下の写真のような雰囲気なので、超お気軽だ。んで、そのまま寝た。翌日、きちんと2000枚取れていた。途中雲が出ていたけれども、全体的には晴れていたみたいだ。
星の配置を確認してみたら、北北西に向けていたつもりだったけど、ほぼ北西だったな。2000枚の宝くじを当たりがないか1枚1枚見ていくような作業。56枚目、13日22時14分のコマの右下に流星らしき跡が写っていた(クリックで拡大)。飛行機っぽい航跡じゃないし、流星は流星だと思う。
ペルセウス座流星群の一つなのかどうかは、確かめてみないと分からない。Stellariumで放射点を確認。撮影した星空には左からヘラクレス座のηHer, σHer, τHerが中心よりほぼ下に写っている。星座絵でいうと、ヘラクレスさんの右足の場所。姿かたちから放射点の方角から飛んできているように見える(放射点の方向に飛んでるかもしれないが)ので、ペルセウス座流星群ということにしておく。
遠征先で撮れるような立派な写真ではないけれど、最初から諦めるものじゃないね。23区内でも空さえ晴れてれば写るんだね。これは励みになった。デジカメで撮るんじゃなくて、高感度のASI385を使ったという要因も大きいと思う。これはネオワイズ彗星の教訓だ。しかも、赤道儀を設置しなくていいし、楽ちんだな。給電の方法にも頭を悩ませなくてすむ。ただ、Cマウントは周辺の減光が激しいので、フラットは撮っておいたほうがいいのかもしれない。ナントカ流星群の極大の日には忘れずにセッティングしようと思うよ。
2000枚の写真は、タイムラプスムービーにできないこともないけど、SharpCapで撮影するにあたって、TIFFで撮影してもディベイヤーして保存されるわけじゃないから(そういう設定あるのかな)、後処理が面倒。けむけむさんはどうしてらっしゃるんだろう。
この記事へのコメント
おお、写ってますね。
2000枚のTIFF(Rawから変換ですかね)とはかなりのファイルサイズですね。
天体カメラだとビニングして2~3秒を1フレームにして動画撮影というのもありかもしれませんね。(こちらもファイルサイズが大きくなりそうですが。。)
私は保険の防犯カメラのムービーが稼働出来ずにデジカメ撮影のみになってしまいオケラでした。。
T-Studioさんのおかげです。ありがとうございます!
センサーが小さいので、1枚の解像度は1936x1095pix。トータルで3.95Gでした。はじめから比較明で合成するかタイムラプスを作るつもりだったので、jpgで保存したかったのですが、png, tiff, fitしか選べなかったんです。ほかにやりようはありそうなのですが。
オケラとはいえ、眼視できたのがよかったと思いますよー。こちらでは、眼視はまず無理なので(汗)
SharpCapでTiffやJpegでディベイヤーして保存するには、RGB24を指定してください。
RAW8やRAW16を指定すると、ベイヤー配列で保存されます。
かしこ
けむけむさん、ありがとうございます! タイムラプスの道が開けました!
流星は比較的明るいところでも楽しめるはず。
ASI385で8-50mmは流星にはちょっと画角が厳しいね。
それでよく仕留めたものだと思うよ。
昔おなじペルセウス流星群を35㎜レンズで狙ったけど全滅だった。
もっと広角なレンズだとフィルムなんで開けっ放しでドンと構えられるんだけど、画角が狭いとどうしても、あっちがいい、いやこっちがいいと動かして、それが裏目に出ちゃった感じ。^^;
レンズのイメージサークルがどれだけあるのかわからないけど、特別な理由がなければASI1600の方がよかったかもしれないね。
自作バンドの実戦投入ということなのかな?^^
是空さん、画角の件、これ以上広くすると電線とベランダの屋根が入るだけなのですよ。南はもう少し広く行けるかもしれませんが。
カメラは、すぐに取り出せたのが385だったので、理由はまったくなかったですよ。ASI1600は大事に箱のなかにはいっているので(笑)ありがとうございます。
なるほど。
確かにすでに電線やら何やらが見切れてるもんね。
これ以上広げてもだね。><;
そういえば、昨夜21時頃に空を見上げたらベガがちょうど真上にいた。
恒星特有のギラつきが少なく大気は安定していたんじゃないかな?と思った。
薄い雲が空全体にあったけど。
火星はまだのぼってなかったけど、木星や土星は見えていた。
来年は木星が土星の東側で追い越した形で見えるはず。
そろそろうちのベランダからは、木星や土星だけでなく火星も見えてくる感じです。ASI385と5倍バローも試さないとです。火星が楽しみですー
追伸
私のタイムラプスは、4-12mmの広角端なので、4mmっす
https://amzn.to/3iG2X5B
ASI385に付属してた魚眼はピントが出ないので、遠征用には広角がいるかも。ちょっと考えてみます^^
すごいなあ、都内で写るんだったら、札幌市内でも撮れたのかも知れない。。
夢を与えるお話しですね、ありがとうございます!
めりーさん、ごらんのとおりのカメラとレンズなので、これまでのなかで一番お気軽に撮影できましたよ♪ 部屋からでもきっとだいじょうぶです。是空さんがおっしゃるように、広く画角を撮るとチャンス倍増と。
>ASI385に付属してた魚眼はピントが出ないので、遠征用には広角がいるかも。ちょっと考えてみます^^
あれ?
ウチのは、出ますよ、無限遠(たぶん)
普通は、C-CS変換リングを付けるけど、付属レンズは、そのままで無限遠でたと思うなぁ…(たぶん)
もう何年も使ってないので記憶あやふやだけど…
けむけむさん、私はたぶん、いじっているうちに壊してしまったんです(汗)直せばいいんですが、なかなか本気がでずにいます……