最近、酔って帰ってくることが多かったり、仕事で疲れて帰ってきたりすると、赤道儀をベランダに設置しようという気力がなくなってる。とはいえ、夜空に火星や木星が見えると、望遠鏡を覗いてみたいという気にもなり、よりお手軽な観望を実現したい。
赤道儀は設営に時間がかかる。北極星が見えないので、正確に北がとれない。結果、正確な追尾ができず、労力に見合わないとなって、やる気ダウンというのが現状。
自動追尾経緯台なら、ウエイトをつけなくていいし、極軸をとらなくても追尾が可能らしい。ただし、視野回転が発生するので長時間の撮影には向かないというのは分かってる。
巷で話題の自動追尾経緯台「AZ GTi」に興味が出てきた。超コンパクト(1.2kg)で低価格(3万円)。アライメントして自動導入が可能。電源は単三電池8本という代物(モバイルバッテリも使える)。
ただし、私の個別の撮影・観望環境には、アライメントするための星が見えない問題があるので、アライメントするなら電子ファインダーが必須になりそう。
それから、やる気をなくさせるのが、撮影のタコ足問題。ファインダーに関しては、月と惑星はスマホファインダーで乗り切れるけど、ディープスカイは電子ファインダーが必要になるので、ケーブル2本は必須になる。
また、撮影用 / 観望用カメラでケーブルレスにしようとするなら、ASI CAPで乗り切るか、一眼レフ接続になる。でも、どちらも操作性からくるストレスを考えると、ケーブルがあってもPCは必要になるだろうな。
経緯台固有の問題としては、視野回転がある。どっちにしても電線問題があるので総露光時間は30分程度が限界か。短時間、短焦点でLiveStackなら視野回転は誤差の範囲内ともいえる。
アストロアーツさんのサイトをみると「惑星は30秒から1分程度の短時間の露出で撮影します。この間に視野内に収まってさえいればいいので、星を追尾できる機能があれば、架台は経緯台でもじゅうぶんです。北極星が見えないベランダなどで撮影するときは、むしろワンスターアライメントで合わせた経緯台の方が赤道儀より追尾精度がいい場合もあります」とある。
ほんまでっか?
この記事へのコメント
経緯台、イケそうな感じですね。
実際、30秒くらいの短時間で多枚数撮影してコンポジットだと無問題な気がします。
自動導入して追尾精度も高いって、最近の経緯台は賢いんですね…
オートガイダーも使えるのかな?
けむけむさん、追尾精度はさすがに極軸を合わせた赤道儀にはかなわないような気がするのですがどんなものでしょう。オートガイドはポートがなさそうです。ちょい撮り用途ですかね。
極軸調整が出来ないと言うことは、ベランダは南側向きなんですね。
日が当たらなければ、AVX出しっ放しも有りなんでしょうね。
家も、重たいの出し入れで夏バテになってしまいました。エアコン弱者なので、軽い頭痛や吐き気はチョクチョク発生。
お盆までに体調治さないと厄介なことに。(汗)
「AZ GTi」これ、オヤジもネットで色々見ましたが、どうなんですかね、皆さんの食い付き。にゃあさんと同じAP赤道儀も埃被らないように布を掛けてますよ。(笑)
薄明が始まって、薄いオレンジ色の空になってきました。
オヤジさん、ベランダは西側に向いているんですよ。微妙に真北からずれているので、北極星が見えないって感じです。なので西陽だけは、ガンガン当たります。AP赤道儀との食い合いもあるのですが、真面目に写真を撮るならAP赤道儀、とりあえず夜空が見てみたいとか惑星の撮影とかなら、AZ GTiって感じでしょうかね。エアコン不要の季節になるといいですね。お大事にください!
これ実は私も狙っています。重さ6キロまで耐えられるカメラ三脚を格安で手に入れられそうなので、電子観望やいずれ手に入れる予定の双眼鏡を使った眼視に最高だと思っています。さら言うならばポタ赤の代わりにもなりそうですからね。どうやら標準レンズぐらいまでならば実用性がありそうです(望遠も30秒とかならば大丈夫かも)。これってもしかするとコスパが最高ではないかと思っています。
上杉さん、なるほど双眼鏡にもつかえるわけですね!コスパは惹かれるものがあります。すでに三脚があればすぐ使えるわけですし、三脚付きでも4万円以内ですものね。赤道儀モードにもできるとあれば、入門機としても悪くないような気がします。
写野が回転するので、スタック後の画像が円形になってきますが、
10秒ぐらいまでの露出の画像をスタックすれば星雲の撮影でも使えますよ。
また、惑星はADCのことを考えると経緯台のほうが楽ですね。
プロの世界ではもはや赤道儀はみかけないですが、アマチュアの撮影用途でも
そうなる時期が来るんでしょうか。
cockatooさん、プロの世界で赤道儀をみかけなくなっているというのに驚きました。電子制御が発達して追尾が可能になると、経緯台やフォーク式の方が取り回しがいいのでしょうか。鏡筒自身を回転させるのは難しいでしょうけれど、31.7mmのカメラ接続部を回転させるローテーターのようなものは安価に作れそうな気もします。そうなると選択肢の幅がぐっと増えますよね。
あ、プロといっても、学術研究の世界のプロの機材 すばる望遠鏡とかTMTとかですね。そういえば電波望遠鏡も昔は赤道儀のタイプも作られていたんですね。
フィールドデローテータはオープンソースハードウェアでも存在していますね。
cockatooさん、ローテーターがオープンソースであるのですね! DIYに自信がないので、販売があるといいのですが(汗)
激安に釣られてマクカセ90mmとのセットで買いましたが数回使用したのみで今のところはリビングの飾りとなっています。販売店の情報によればセレストロンC6までは乗るそうです。
更にアプリsynscanproを入れ本体のファームウエアを更新すれば赤道儀モードになるようです。そういえば高度クラッチのところにM12が切ってあります。自分のスカイメモSのバランスウエイト(アイベルで購入)はつかなかったですが。
赤道儀としての使い方はともかくこの値段で自動導入(精度もそこそこ)できますし買いですよ。しかし機材の進歩は凄いですね。
Gさんのブログを読んで食指が動いてしまいました(笑)C5が乗りますね! 星が見えない都会でどうやってアラインメントをするのか、電子ファインダーでのぞいてアライメントができれば、観望にもってこいですね!