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火星接近、2020年のほうが条件がいい?

立秋を迎え、興味と関心が星雲に向かうころ。「火星の季節も終わりだな」と思いながら、虫の声を聞く。

次の大接近は2035年。今年は期待したような写真は撮れなかったけど、それまでの間に火星が巡ってことないわけではない。視直径が大きければそれでいいのだ。とググってみたところ、国立天文台に最接近日と視直径を記したページがあった。

https://www.nao.ac.jp/astro/basic/mars-list.html

今回2018年7月31日の視直径は24.3秒だったのに対し、次回2020年10月6日は22.6秒となってる。先日4日に撮影したときの大きさは20.2秒(ステナビ調べ)だったので、今回並みに大きく見えるということらしい。

火星を撮ってみた
8月4日午後11時25分、QHY5III178C、セレストロンC5、3倍バローを使ってSharpCapで撮影。2000コマのうち半分をスタック。 ステライメージ8でスタックと色ずれ補正を行う。Registaxにかけたのち、PS CCでかすみ...

むしろ、梅雨に苛立たず、高度も60度くらいあって大気の影響が少なく、あのダストストームがなければ、「2020年のほうが条件いいんじゃない?」と思うぞ。再来年の方が楽しめるんじゃないか?

ちなみに9月15日23時30分ごろの視直径は18.3秒だ。国立天文台の表を見ていると、これでも十分に大きい。

ということで、気が済んだ。火星はベランダにまかせて、次回遠征は心置きなく星雲を撮りに行く。

# 2020年10月6日23時18分が最接近になっているけど、東京では高度10度なのでたぶん観察できない。上の図のように午前0時ごろの南中前後が観察しやすいような気がする。

 

 

この記事へのコメント

  1. まぁ、火星の大接近だの、なんたら流星群なんてのは、あんまり星を見たことが無いような人ほど話題にするような…

    • けむけむさん、確かに、たいしてスーパーでもないスーパームーンとか、青くないブルームーン、いちごの味がしないストロベリームーンは、天文ファンはあまり話題にしないですよね。天体を観察するよりも、天体にまつわるお話を消費して楽しんでいるような気もしてきます。

  2. 11日の新月は、雨予報らしいですね。
    中々、お天気と意見が合いません。
    火星の大接近ですが、次は2035年と聞いて、年齢的に微妙かと思ってましたら、そうですか、2020年も条件が良さそうですね。バローレンズを買ってまた使えそうです。
    オヤジも、お盆の週、どちらかでプチ遠征したいと思います。
    ペルセウス座流星群も13日辺り、魚眼を持って出かけたいと思ってます。

    • オヤジさん、まだ火星がいけると思っているのに、やぎさん台風のせいで雨が降っていますね。新月期晴れてほしかったですけどね。でも、今シーズンの残りと来年、ぜひぜひせっかくのC11をブン回してください〜

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