中華アクションカム「YI 4K」で一通り遊んだところで、次のフェーズに移りたい。日常使いできる155度の超広角レンズは、これまでに見たことのない光景を写真に収めることができた。ただ、やはり基本的にアクションカムなので、ポートレート用の標準レンズの装着を想定しているわけでもないし、天体用の望遠レンズの装着を想定しているわけではない。しかし、装着するレンズのバリエーションが増えることで、表現の幅が広がるし、望遠鏡に接続することだってできるかもしれない。「じゃあ、そうしよう」ということで、秘密兵器を取り寄せたのだ!
このアクションカムのカテゴリが素晴らしいのは、その筐体の小ささにある。重い一眼レフやパソコンを必要とする天体用カメラとは違って、お気軽に撮影のセッティングができちゃう。この筐体に見合うレンズは、思い当たるところ、CマウントかM12しかない。これらの小型レンズを装着するには、マウントが必要なんだが、YI 4K本体にはマウントがないので、マウントを作ればいいというわけ。
世の中には酔狂な人がたくさんいて、コンデジやアクションカムの筐体をニッパーで切ったり、灼熱の金属筒で溶かしたりして、マウントに必要な穴を開ける技を披露してくれている。私には到底無理なので、既成品を使うことにした。
カナダにあるBack-Bone(背骨)という主にGo-Proのモディファイを専門に行っている会社がある。なかにはRX0にフォーサーズのレンズが装着できるようになる改造なんかもしているんだけれど、そのモディファイの対象の一つになっているのが中華YI 4K。今回入手したアクションカムがYI 4Kでなければならなかったのは、そういう理由だった。
本体を完全に分解してしまうので、多少の工作の腕は必要なようなんだけれど、インストラクションビデオを見ていると、不可能ではなささそうだったので、改造キットをカナダから取り寄せた。
RIBCAGE YI 4K/4K+ MOD KITで、お値段は89ドル(約9700円)。本体と合算してもお値段は25,000円を越えない。この予算で、アクションカムがCマウントカメラに変身すれば、なんとも愉快なのだ。ちなみにRIBCAGEは、解剖学でいう「胸郭」の意味。骨が大好きなんだね。
改造が成功すると、タイムラプス用カメラとしての用途以外にも、普段使いの陸戦用として、それから望遠鏡に接続して月や惑星を撮ってみたり、ファインダー用途にも使えるようになったりするかもしれない。
内容物はこんな感じ。さぁ、とりかかるか。
この記事へのコメント
あぁ、そういうことだったんだ。
以前の記事でCマウントがどうのこうのと書いてあったので、みんみんだーはーをもといしゃおいーくーちーを調べたんだけど、どう見てもレンズ固定式にしか見えなかったんだよね。
???と思ってたんだけど、タイムラプスでその???も忘れかけてたよ。
うまいなぁ。一旦タイムラプスで目をそらしておいて、本題に戻すという高等テクニック。
是空さん、高等テクニックを楽しんでいただけたようで、何よりです(笑)続報は、少しお待ちくださいませ。筐体が軽いので、失敗したら文鎮にもなりませんが。
社名は背骨でもパッケージは頭蓋骨なんですね
けむけむさん、骨盤をどの商品に使うのか気になって仕方がありません
なるほど、こういうキットがあったんですね。
他のと比べても何故これなのかがよくわかりませんでしたよ。
納得しました(^^;)
確かに。Cマウント、CSマウントレンズも色々ありますからねぇ
でも、星空や雲のタイムラプスだったら、5000円くらいの激安でも行けそう…
(ASI385にパソコンなんて事やるのが面倒になりそう…)
けむけむさん、このカメラのセンサーがすぐれて天体向きではないということは分かりましたし、センサーが同じなら激安版を買っても同じですものね。しかし385はキレイですよ。385とか224をセンサーにした普通のカメラって売ってないものですかね。
カメラde遊ingさん、そうなんですよ。Cマウントのカメラを日常使いするって、面白そうでしょう? 果たしてうまくいくのやらです!
うー、この展開は意外ッ!
なるほど、そうきましたかー。
今後のレポートから目が離せません♪
あぷらなーとさん、面白そうでしょう? 「さぁ、とりかかるか」と意気込んでみたものの、なかなか時間がとれないのですが、そのうちやります!