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スケアリングって不気味です

ZWOのブログを読んでいたんですよ。”Reason of Field Tilt problems and how to solve it” 「撮像が歪んじゃう問題と解決の仕方」くらいの意味でしょうかね。
で、「撮像が歪んじゃう問題」って何よ? これって「スケアリングの問題」とか「スケアリング調整」ってこと? ってなって、「そもそもスケアリングって何よ?」ってなった。
「スケアリング」って言葉は、あちこちで見聞きします。よく分からないけど、光がセンサー面に対して直角に入っていなくて、星がフットボール状になったのを調整するときなんかに「スケアリングを調整する」とかいった感じで使うように思います。
でもですよ。英語のスケアリング(= Scaring)って、「不気味(がらせる)」とか「気味が悪い(思いをさせる)」ってことでしょ? こんな画像がスケアリングですよね。
scaring.jpg
ちょっとググってみました。tilt problemとか miscollimation という言葉は見つかってもスケアリングの元になった英単語が見当たりません。なにこれ、和製英語?
まったく自信がないのですが、Squaring が元なんでしょうか? 「四角にする」とか「直角にする」とか、そんな意味があります。その「スクエア」ですね。スクエアリング、スクエリング、、スケエリング、、、スケアリング? 苦しいけど意味的には間違っていなさそう。
Squaringと光学系の英単語を使ってググってみたけど、それらしい用法が英語に見当たりません。「スケアリング調整」に近いのは、”tilt problem”。いつ、だれが「スケアリング」って言葉を使い始めたのだろう……。どなたか答えをご存知ないですか? 不気味です。

この記事へのコメント

  1. ロールシャッハ的怖さがありますね、これ
    トリミングって言ってたら、それクロップですと言われた的な…

  2. 私も自信ありませんが、無意識にsquare+ingだと思ってました。
    光軸に対して撮像素子(やフィルム)を直交させるのがスケアリングなので・・・。
    ホントのところ、どうなんでしょうね?

  3. けむけむさん、気味悪がっていただいてありがとうございます(笑)アメリカ人に「コンセント」とか「ワイシャツ」とか言っても通じないのと同じですよね。和製英語を英語と思って使ったときに通じないと、結構、恥ずかしいのですよ。

  4. あぷらなーとさん、なぞですよね。推定1998年2月のアストロアーツさんの記事に「スケアリングやフィルムの平坦性には妥協はない」という記述を見つけたので、随分前、おそらくフィルム時代から使われていた語のようだということは言えそうです。

  5. 3馬頭星雲つーのが、有るのかと思ってました。
    架空の星雲ですね。(笑)

  6. オヤジさん、するどいです! 元画像は馬の頭です。こんな星雲が写っていたら、心霊写真かと思ってしまいますよ(爆)

  7. squaring-on telescopeで検索してみると、洋書の光軸調整に関する本が色々出てきますね。
    スケアリングは(カタカナ表記としてどうかというのはありますが、スクエアリング??)英語圏でも通用する用語のようです。

  8. cockatooさん、ありがとうございます! 1921年の文献が読める英国のインターネットすごいですね。F.J. Cheshire の著作に書かれた光軸修正アイピースがCheshire eyepiece(チェシャ型アイピース、Cheshire collimatorと同義)と呼ばれ、その著作中で”squaring-on”という言葉が使われていると。スケアリングは100年も前に遡るのですか。「いつ、だれが『スケアリング』って言葉を使い始めた」かというのは、ここが最古っぽいですね(初めてかはわからないけど)。重ねてありがとうございます!

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