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外に出れないからラズパイ遊びをするんだよ

RaspberryのRaspって何なんだ?

シングルボードコンピュター「ラズベリーパイ」の「ラズベリー」というのは、言わずともフルーツのraspberryのこと。英語でRaspというのは目の荒いヤスリとかおろし金のことを言うんだそう(日本でいう鬼目ヤスリとかかな)。なるほど、ゴツゴツした表面がヤスリみたいに見えるな。イチゴ(strawberry)は表面がへこんでるからヤスリにならないのな。

ちなみに、strawberryのstrawは、藁とかドリンクを飲む際の「ストロー」ではなくて、strewの過去分詞であるstrewn、つまり「散らばった」から来ているという説を見つけた。ベリーがランナーでつながりながら散らばっている様子を示しているらしい。ふむふむ。確かにラズベリーとは生え方が違うよな。どっちにしても、こういうのは諸説あるので話半分なのだ。

ラズパイ4を買った

でだ。時節柄に加わって外は曇りとか雨なので、新しいおもちゃを買うことにした。こんなときに、望遠鏡とかカメラを買ったら、遠征に出たい欲求が噴き出してしまいそうなので、ラズパイを調達した。

まずは、ラズパイ3のケース。ケースをいじっていたら、横のふたが遠く放物線を描きながら飛んで逝って押入れの深いところに入ってしまった。どうにも見つからないのでアルミケースを新調。

次に買ったのは、ラズパイ4の本体とケース。電源は5V/3Aが求められるところ、5V/2.4Aのモバイルバッテリーで試してみる。だめなら、3Vの電源を買うつもり。

いまのところ、INDIGO Sky, StellarMate, Astroberry-Jと3つのディストリで遊んでいるので、筐体が一つだとマイクロSDカードの抜き差しをするだけでOSが変えられるのはいいんだけれど、遠征先の暗闇で抜き差しをすると落としてなくしてしまいそうだったので、筐体を増やすことにした。同じ増やすなら4だろうと。

いま遊んでいるディストリに合わせて、あともう一つラズパイがあれば嬉しいけど、3を増やすのか4を増やすのか。しばらくいじってから決める。いまは様子見。

組み立ては簡単

組み立ては、私でもできるくらい簡単。ラズパイ4は冷却ファンが必要とされているので、ファンを付けるのが3とは少し違うところ。今回入手したケースは、上側ではなくて背面にファンがあるタイプ。

レビューを見ていると、ファンを5Vにつなげると大きい音がするという報告があったので、3Vにつないだ。ファンは下の図のように線を挿す。上側が強力だけどうるさい5V、下側が静かな3V。

私の場合、RTC(時計)を付けたので、RTCの端子にファンの線を挿した(どこに挿すかは基板に書いてある)。私が使っているRTCはアマゾンのレビューで互換チップが乗っていると指摘されていたけど、機能しているので気にしてないよ。

あと、ヒートシンクも付けておいた。一つでよかったのに、たくさん買ってしまった(写真後ろ)。

マイクロSDカードへのOSインストールやRTCの設定は済ませているので、OS周りでは特にやることはない(RTCを挿したら、OSの設定を済ませておかないといけない。T-Studioさんのページを参考に設定した。ターミナルを使うので、初めてだと面食らうと思うけど、Linuxぽく見えるだけで、手順に沿えば難しくない)。

ひとまず、Astroberry-Jをラズパイ4をモバイルバッテリー(5V/2.4A)にUSB-Cでつないで起動する(5V/3Aが原則)。AZ-GTiはつないだけど、カメラはつないでないし、実際に写真を撮る段になって2.4Aでいけるかどうかはまだ不明。

ファンの音は静かで気にならない。振動もないに等しいので、撮影にも影響ないと思う。WindowsからRDPを使って、Astroberry-Jが立ち上がっていることを確認。もともとラズパイ4用のディストリビューションだから、4で動いて当然なのだ。

つづいて、プラネタリウムソフトのKstarsを立ち上げる。3に比べて目に見えて起動が早い。星図の動きは3と比べてスムーズ。動かしても遅さは気にならない(Windows版CdCの方が遅いような気がする)。

これならと、前にやったようにiMacから27インチ全画面でつないでみた。3よりも速いです。3の場合、iMacから全画面でつなぐのは微妙だと思ったけど、4なら使ってもいいかと思った。もっともiMacとラズパイの距離を取ると多少遅くはなるけど、選択肢としてあり。

セッティング周りは、以前と同じなので、あとは空が晴れるのを待つだけ。

今回ゲッツした商品は下記のとおり。1万円をちょっとだけ超えた。ヒートシンク付きのケースなら安くすむ。3ならさらに安くつく。Astroberry-Jなら、OSが無料でRTCも不要。マイクロSDカードは64G以上を推奨とのこと。

この記事へのコメント

  1. おお、ついに(笑
    広い画面でお使いならばRaspi-config(メニューにあります。)VRAM増やしてください。

    Ekosの操作とかはシミュレーションドライバ使えば一通り動かせますよ。(Solverやフォーカサーの動作までシミュレーションできます。)

    実際撮影とかに使うときは電力の関係からM.2タイプのSSDをUSB3の外付けケースに入れて使うと便利ですよ。(フォーマットは画像データならFAT32で大丈夫)

    • 導かれて買ってしまいました(笑)VRAMの設定、128のところ256にしてみました。シミュレータはよくできていますね。クーラーの冷やし方がリアルですし、ソルバの使い方もわかりました。電車でGO!みたいですね。一晩中遊べそうです(笑)ありがとうございます

  2. berryは”小さい木の実”だと、ベリーズ工房ファンのフット岩尾氏が言っていたのを思い出した。
    けど、raspの意味は知らんかった。
    raspの最後の“p”ってなんだよ!と、そこに気を取られていて意味まで気にする余裕がなかった。^^

    で、あとは実際に稼働してからのお楽しみだね。
    自分の中では、ラズパイのようなデバイスって、ある単機能を任せるのに向いてる感じで、複数の仕事を同時にさせると、どうしてもギリギリのパワーで動いているというイメージが強い。
    ソフトウエアも進化し、カメラも変わっていくことを考えると、最低ピーク時に30%程度の余裕が欲しいかな?
    どの程度のパワーで、どの程度の仕事をするのか注目してるよ。

    • 是空さん、ベリーズ工房ってありましたね。私はブルーベリーが好きです。クランベリーのクランってなに???

      そうそう、CPUパワーはT-Studioさんが上のパネルに設定してくださってるので、いつでも監視できますよ。すばらしい!

  3. ラズパイ組み立てて、自分で環境構築できる、にゃあさんにはAsiAirPROもGearboxも要らないような気がしつつも、比較記事を頼みにしてます!
    英語さっぱりの自分はGearbox付きのステラショットを発注してしまいました。
    AsiAirPROとどちらが先に届くやら。

    • せろおさん、ステラショットいいなあ、ASI AIR PROもいいなあ。比較するには、両方買わないといけないですよね。まよっちゃいます(笑)

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