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梅雨時の自然観察、ビクセンR130Sf が生えてきた!

梅雨が近づいてきました。この時期、雨の日が続くと天文機材が生えてくると言われています。私の自宅のベランダでは、ビクセンのR130Sfが生えているのが観察できました。口径130mm, 焦点距離650mm, F5の鏡筒です。

いま手元にあるED81SIIの口径81mmより大きく、R200SSの同200mmより小さい取り回しのよい短焦点の望遠鏡が欲しかったのです。ベランダでも遠征先でも使えそうな望遠鏡。屈折で口径が100mmを超えてくると財布への負担も大きいですから、反射にしました。

鏡筒の足元を見ると、ポルタII経緯台もにょっきりと生えていました。ハンドル部分は、BORGの経緯台で使っていたものをポルタに流用してみました。経緯台は気が向いたときに見るのに便利なので、ベランダに出しっぱなしでもいいかなと思っています。

R130Sfの主鏡は、放物面鏡らしいです。先日までプライム・ニュートン反射望遠鏡を自作していたわけですが、球面鏡と放物面鏡の違いが分かっていませんでした。というか同じだと思っていました。シベットさんに、「プライム・ニュートンの主鏡は放物面鏡ですか?」と聞かれ、「そうだと思います」と答えた自分が恥ずかしい。あれは、たぶん球面鏡。

球面鏡だと数千円で買えるけれど、放物面鏡だとこの値段では買えないくらい高価なものらしいです。D130の放物面鏡をありさんで探してみると、1万3000円くらいはしていました。放物面鏡が欲しくて、R130Sfを買ったという感じですかね。よかった、よかった。

しかし、どうしたことでしょう。この望遠鏡、鏡筒先端のフタを外してみたら、斜鏡がないじゃないですか! どこに行ったんですか!

確かに配送されてきたときは、斜鏡は固定されていたはずなのですが……。

なんだこのネコ?

電視観望に最適? プライム・ニュートン式望遠鏡の製作メモ
「ニュートン式反射望遠鏡の副鏡ってなぜ必要なんだろう? 写真を撮るならいらなくないか?」っていう素朴な発想で、副鏡のない「プライム・ニュートン式反射望遠鏡」を製作した。DSOの撮影など本格的な運用は、まだ始めてはいないけれど、月面の写真を見...

 

この記事へのコメント

  1. ウチにも昨日新しいものが生えました!笑

    しばらく悪天が続きますので、床間に飾って眺めることにします。大したものじゃないんですがね。

    • KENさん、この季節、収穫がはかどりますね。何が採れたのか興味深々です!

  2. 自分も持ってますよ、これ。
    接眼部が最大の弱点なんですよね。
    プライム・ニュートン化すれば弱点が無くなりますね(゚◇゚;)ナルホド!ソノテガアッタカ!

    • スパイダー&フォーカサー部分の作りは、試行錯誤のしがいがありそうです。まずは全体を3Dプリンタで作って、不安があるようなら金属パーツを導入という感じで考えていますが、DSLRとかをぶら下げない限り、大丈夫な気もします。

  3. プライム化すると、斜鏡位置は焦点じゃないので、もちょっと長くなりますね~
    筒先から出ちゃうかな?
    大口径化計画で次は10cmかなーとか思っていたんですが、口径約2倍になりますか。
    650mmだと、35mm換算3000~4000mmになるので天体導入が大変そうです。

    • ちょっと測ってみましたが、HyperStar/Fasterなみにつきだします。フォーカスの操作は鏡筒の外に出ていたほうがやりやすいです。天体導入は、あまり書くとネタバレになりますが、問題ないはずです。

  4. 「むかし、をとこ ありけり。」
    ->【昔、男がいました。】

    「そのをとこ、副鏡を えうなきものにおもひなして、」
    ->【その男は、ニュートンの副鏡は 世の中には必要のないものだと思って、】

    ・・・

    <>・・・

    • 「かれは何ぞ となむ男に問ひける。」
      ->【なんすかあれは? と男に聞きました。】

      「ことばもいひしらず」
      ->【ようわからん】

      ・・・

      <>・・・

  5. 不良品じゃないですか!
    斜鏡が落ちて主鏡割れてませんか!?
    ・・・と素で思ったたわけです

    あぁ、部品ですか、そうですあか
    竹の子の時期ですからね、ニョキニョキ生えてくるのは仕方有りません。
    秋は秋でキノコが生えるわけですしおすし(夏も冬も生えるけどw)
    うちでもレンズ、鏡筒が何本か生えてますが、書き切れません

    R130はかつて旧型のスライド接眼部の物を持っていましたが、R200SSに進化しました
    架台もSP→GPD→SXD→SXPと進化しています
    その前はカスタム80Mだったなぁ
    でも使っている人間は進化していませんorz
    あくまでもVixen系列の進化なので、他社系列の進化や増殖・派生もありますが・・・

    • いわゆる部品取りでもないのですよ。筐体を生かしたまま、プライム化しようと思っています。そのほうが楽そうですし…

      スライド接眼部って初めて知りました。なるほど、斜鏡と接眼部が一緒に動いて合焦するのですね。それがR200SSのご先祖とは…。いとをかし…。

      技術ツリーが見てみたいです。

  6. お気軽観望用かと思ったらまさかの。。。
    あ、電視用のお気軽ですかね。(焦点距離はかなりヘビー級ですが。。レデューサ2枚重ねかな)

    • T-Studioさん、基本、電視用のお気軽運用を考えています。素で組むと先端からの突き出しがかなりあるので、そこが格闘ポイントになりそうです。クローズアップレンズNo.5を使うと600mm弱くらいに短焦点化できそうですが、2枚重ねは考えてなかったです(笑)。DSO撮影用にできたら面白いので、それもやってみるつもりですが、どうなることやら。

  7. この記事を読んでなかったことに今日気が付いたよ。^^オソッ!
    次のグリップハンドルの記事を読みながら『あれ?R130Sfもってたんだ?』となったけど、あまり気にしなかった。

    << 雑談 >>
    球面鏡と放物面鏡って、値段がかなり違うんだ。はじめて知ったよ。
    昔は非球面レンズって非常に高価な印象があったけど、いまは当たり前のように使われるようになってありがたみを全く感じなくなった。
    A.S.P.H.と刻印されていても『ふぅ~ん』と思うぐらい。
    初期(’60年代?)の非球面レンズって手研磨で作ってたみたいで、それは高価になって当たりと思ってたけど、いまはプレス(他の方法もある)でガッチャンコガッチャンコと作ってるみたいで、ある程度ロットがそろうなら安くできるんだろうね。
    反射鏡の場合はプレスの金型作成に見合うロットがでるかが問題だね。
    ある程度のロットをクリアできれば、球面鏡と放物面鏡もさほど変わらない値段になるような気がするなぁ。

    猫はちゅ~るの次に斜鏡が好物らしいよ。^^是空調べ

    • ありさんをのぞいただけですが、数倍から10倍のお値段がしました。確かに大量生産できれば、お値段も安くなりそうな気がします。そんなに需要なさそうなのがつらいですね。

      >猫はちゅ~るの次に斜鏡が好物らしいよ。^^是空調べ
      世の中の猫が斜鏡をしゃぶるのはそのせいですか!

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