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SE-AT100Nのフォーカサーをヘリコイドに換装したんだ

放物面鏡を備えたお手頃価格の反射望遠鏡「SE-AT100N」をどう改造しようかとずっと悩んでいたんだが、どうも私の心は「眼視がしたい」と言っているようだよ。

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過去にいろいろ鏡筒を買い集めたんだが、手頃なサイズの眼視用の鏡筒というのがない。間に合わせでNISIのクローズアップレンズを対物レンズに転用した鏡筒というのはあって、それなりに星空散歩が楽しめたんだがね、実はまともなフォーカサーがついていないのだよ。

SE AT100Nを手にして誰もが思うことは、接眼部がぐらぐらしてるってことだね。この鏡筒を改造するとしたら、接眼部というのは、もはや定番と言っていいと思う。あれこれ検索していると、ねこめしさんが3Dプリンタを使って接眼部を印刷されていた。うん、これにしよう。

ということで、SE AT100Nの接眼部をとりはずして採寸。Fusion 360を使って、本当に久しぶりに作図した。フォーカサーはalliexpressだか、amazonだかで随分と前に取り寄せたヘリコイドを使う。あまり深い意味はないんだ。丈夫なクレイフォードとかラック・アンド・ピニオンは高価だし、それからヘリコイドで焦点を合わせるニュートニアンってあまり聞かないでしょう?

ただ、このヘリコイドはM42とはいえ、ピッチが1.0mmなので、T2のアイピースホルダーときちんと接続しようとするとアダプタをかませないといけないのが難点。そういえば、余分なアイピースホルダーってあったかな。あった。あった。ピッチは0.75mmだろうけれど、噛んでるからいいや。気に入ったら、アダプタ買う。

さて、3時間ちょっとかかった印刷が終わったようだ。フィラメントはPLAにした。まぁ、うまくプリントできてるな。気に入ったら、塗装する。

で、プリントした台座とヘリコイドとアイピースホルダーを合体させる。そんでもって鏡筒に接続する。じゃーん! 先に言っておくけど、消火栓じゃないからね。

そう、きょうはお月さんがきれいだから、早速のぞいてみよう。アイピースはビクセンのSLV20mm(22倍)。月の導入は、なんてことない。ピント合わせは、思いのほかやりやすかった。微妙なピント合わせがやりやすい印象。デフォルトのフォーカサーは硬いし、スムーズに回らないし、ベトベトしてるし、変えてよかったよ。

うーん、やっぱりキレイだ。写真に撮ったり、電視観望するのとはライブ感が違うな。アペニン山脈の立体感はマシマシだし。海の質感はすべすべお肌のようだよ(対空双眼鏡が欲しくなった)。アイピースをSLV4mmに取り替えてみる(112倍)。迫力あるなぁ。これまで主に屈折で眼視をしてきたけど、ニュートニアンって観察しやすいなとも思った。「写真を撮るだけが天文趣味じゃないよな」と思いつつ、スマホでコリメート撮影してしまった。写真で見るのと、目でみるのとではまったく感じ方が違うね。しばし、見とれた。

そう、やっぱりね、キレイだなと感じたら、写真に収めたいのは自然な反応なんだと思った。今後、どうしようかな。そのうち、この子を遠征に持っていて天の川をみてみたい。星空レコーディングと併用できればなおGOOD!眼視寄りの電視について、もう少し考えてもみたい。

この記事へのコメント

  1. 接眼部交換されましたか。この鏡筒、物はいいですが接眼部が問題ですね。ちゃんと直進ヘリコイドだと使いやすそうですね。自分のは回転ヘリコイドなので、特に電視観望時にカメラが回ってめんどくさいですf^^;

    • 参考にさせていただきました。ありがとうございました! やっぱりこの鏡筒の改造は接眼部の交換からですね。あと、アリガタの剛性も気になってきました。

  2. 満足度満点の改造に^^b
    見た目にも純正かと思うぐらいすっきりと収まっているように見えるよ。

    最近、サイトロンジャパンの70㎜双眼鏡が気になってる。
    このスペックで約15,000円・・・大丈夫?と思って調べると評判は悪くない。
    問題は、口径70㎜のポロ式双眼鏡の大きさ。
    多分、実物を見て『えっ、こんなにデカいの!』ってなるパターンだよね。

    • 是空さん、ありがとうございます! サイトトロンの双眼鏡、良さそうですね。NISIのクローズアップレンズを2連にして双眼鏡にしようと思ったりもしるのですが、こっちのほうが安いじゃないですか。確かにバカでかそうですが、BT81S-Aよりは取り回しがしやすそう。ウィッシュリストに入れておきます〜

  3. キレイに艶消し塗装したら積層痕も消えて、ホントに既製品みたいになっちゃうデスね。

    ガッチリして、重めのカメラでもしっかり保持出来そうですね。
    純正ドローチューブは長過ぎてミラーレスでもピントが来ないので、この改造はフランジバックを短く出来て良いと思います。
    内径もこの大きさならAPS-Cでもケラレは少なそうですね。
    (思い切り撮影寄りのコメントでした・・)

    • サーフェイサーを噴いていつものストーン調スプレーで塗装したら、そこそこ積層が消えましたyo。

      レデューサーとかコマコレがはさめると、カメラも使えそうですね。M57で接眼部を作りなおしてみようかしら。ドローチューブの影もなくなったので、良いかもしれません。って、結局、撮影に戻る???

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