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SE-AT100Nを改造「星空レコーディング鏡筒」が完成

2022年9月にSE AT100Nを入手して以来、この子の用途をずっと考えていたわけだが、ようやくコンセプトが形になった。眼視と電視の間を行く「星空レコーディング鏡筒」の完成だよ。目指したのは、眼視体験と星空を録画する機能の一体化。ニュートニアン鏡筒で眼視をすると同時に監視カメラで星空観望(電視)をし、そしてその影像をPC不要で録画することができる。完成形は下の写真のとおり。実際はほとんど改造してないんだがね。

この鏡筒の制作過程で、SDIで出力された影像をキャプチャするデバイスを燃やしてしまったわけだが、その後継として、結局、同じ製品「EZCAP 275」をおかわりしてしまった。HDMIへの変換も考えたのだけれど、パーツ点数が増えることや、お値段が20,000円と円安にも関わらず、値上げされていなかったという理由が大きい。

EZCAP 275は、アクセサリバンドを印刷して、鏡筒に取り付けられるようにした。PETGの印刷が以前のように綺麗にできなかったのが不満なんだが、機能は果たしているのでこれで妥協する。

追記:どうも温度が低かったみたい。230度から240度にあげたらうまくいった。KENさんから教えていただいたセッティングで。使ったPETGのフィラメントはいつものOVERTURE

改善点があるとしたら、もう一本アクセサリバンドを印刷して、モバイルバッテリを同架できるようにすることかな。そしたら、地面にケーブルが垂れることなく、モバイルバッテリから昇圧ケーブルを引いてカメラに接続できる。

新月期だし、晴れてたら、この鏡筒を持って遠征に行くつもりだった。でも、雨だからアクセサリバンドが印刷できたという面もあるので悩ましい。遠征に行けるのはいつになるんだろう。まぁ、東京の空であれ、まずは使い勝手を試してみたいな。そしてから遠征先の眼視体験を共有したい。

この記事へのコメント

  1. 「星空レコーディング鏡筒」が完成おめでとうございます。

    万能機の元サヤに戻ったんですね。

    今度は燃やさないように注意してくださいね。

    • T-Studioさん、ありがとうございます。飽きたら、そのうちゴニョゴニョしてしまいそうですが、ひとまずこの構成で楽しんでみます。5V専用のアダプタを買わないとまた、燃やしてしまいそうです…

  2. 中華のCマウントカメラはフランジバック狂っていることもあるので、イモネジ調整すると良いですよ。(私のも狂ってました(笑))

    レンズの方は値段に騙されそうですが日本メーカーが作ったら10倍くらいしそうなくらい高性能です。(非球面の補正レンズが入っているのでフランジバックのズレにシビア)

    • あれ、そういえば、このレンズいつ買ったんだろう?と思って、買い物の履歴を見てみたら、昨年の夏に注文したものらしいです。だったら、一回は使ってるんだと思うんだけど、記録に残ってないし、なぞです。

  3. レンズ12~120mmズームですよね?

    昨年夏休みの自由研究でYoutube掲載されていましたよ。(たしか私のブログのコメントにも購入報告いただいてました)

    人工星か星で調整すると良いです。(フランジバックしっかり調整できればほぼ全域点像になります)

    • あ、そうでしたか! ありがとうございます。
      新しい機材だからアドバイスをいただいたのかなって思っていました^^;

      • 私もこのレンズ3年ほど前に購入しています。
        初期の高感度カメラ+ズームレンズ観望はこのレンズ使ってました。(その記事のコメントで購入される旨伺いました)

        現在使用している12~240mmの電動ズームレンズより各収差の特性は良いですよ。

        • さっき、動画を見てみたら、たしかに購入していました(マジでボケてますね)

          カメラレンズを変換アダプターを噛ませてカメラに接続する方法もありそうですよね。
          大げさになりそうで、実際はやらないと思いますが。いや、ものは試しでやるかも?

  4. EZCAP 275にはどんな風に影像が映るのでしょうか?
    タブレットとかPCには飛ばせる?

    ZWOから「SeeStar」なる電視望遠鏡が出るようです。
    Dwarfに出資しなくて良かったぁ。
    eVscopeも手放そうかなぁ(未だ未開封w)

    • せろおさん、EZCAP 275を使った例は、このページの写真とエンベッドした動画をみていただくと雰囲気が分かるかもです。

      ビデオキャプチャー EZCAP 275で星空レコーディング
      電視観望用に使っている4K 7インチのフィールドモニタは画面は大きいのだけれど、画像を記録できない。これを買ったときは、「見るだけで十分で、録画まではいらないや」と思っていた。でも、自分が見た星空をどこかに記録しておきたいという気持ちが強く...

      SDIで入力した信号はPCとかタブレットに無線で飛ばせないです。HDMIで入力したら、パススルーでPCに有線転送できます(やってないけど)。

      SeeStarもDwarfも似たような機械なのに、どうしてSeeStarの方に惹かれてしまうんでしょうね? 単にレンズ経が大きいだけではないような気がするんですが。私もどっちがほしい?って聞かれたらSeeStarを選ぶと思います^^

      eVscopeあれば最強です!

      • 過去記事紹介有難う御座います。
        自分もコメントしてました(^^ゞ

        Dwarf2は軽いことと2カメラが特徴的ですが、
        サンプル画像が粗くて惹かれないんですよねぇ。
        Seestarはサンプル画像はわからないですが、
        200万画素でDwarf2以下?
        でも光学系が良さそうなのと、自動水平出しに惹かれます。
        また6/30まで悩むことになりそうです。

        AM3も気になりますが、いっそもっと小さくて安ければなぁ。
        どうせAsiAir使うので、内蔵してくれればいいのに。

        • Seestarはおっしゃるとおりで、パネマジがひどいように感じました。ZWOから出るというだけで、いい製品な感じがしますよね。ブランド力がついてきた証拠でしょうか。

          AM3はちょっと期待してたんですけど、お値段がそこまで安くないのと、積載7kgというのが微妙で、R200SSを乗せるには、ギリギリな感じなんですよね。AM5がいいやって思いました。そうそう、ASI AIR内蔵してよ!です。

          鏡筒でいうと、かつてZWOが販売してた150mmのカーボンニュートンが欲しいんですが…。

      • おそらくですがこの手のものだと変換機能もあると思いますのでSDI入力の信号がHDMIOUTからもパススルーで流れていると思いますよ。(そこからPC(の場合はUSBキャプチャなど))やテレビの入力に接続して大画面で見ることも出来ると思います。

        HDMIだと廉価な周辺機器が沢山ありますので活用しやすいですね。

        私は観望会の時、自分が確認するモニタ(SDI)、テレビ(HDMI))、ラズパイ(USBUVCキャプチャ経由、PlateSolve用)と複数に分岐して活用しました。

        • ははぁ、なるほど。SDI→HDMIのパススルーができるかもしれないのですね。試してみます。

          もしできたら、眼視する人、その人がのぞいている星空をギャラリーが楽しむみたいな使い方ができますね。観望会で使うと、眼視する順番待ちをしているあいだは、ディスプレイで電視することもできて、星空を楽しむ時間が増えそうです。

  5. こうやってセッティングされたSE-AT100N(改)の全景を見るとフォーカス部分がめっちゃ馴染んでいて、元からこうであったかのように見える。
    ^^b

    >もう一本アクセサリバンドを印刷して
    一本のバンドで角(←取付部)を2つにする方法でもよかったような気がするけど。
    それだと何か不具合でもあるのかな?

    • 是空さん、ありがとうございます!

      >もう一本アクセサリバンドを印刷
      不具合というほどではないんですけど、フロントヘビーになってしまうんですよ(すでに蛇。意外にレンズが重たい)。2つ印刷して後ろ側にバッテリを持ってくると、前後重量配分がよくなりそうなんです。

      • なるほど。^^b

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