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木星じゃないよ。太陽だよ

たしか、オヤジさんがTwitterで書いていらしたと思うんだけれど、もう「梅雨」という言葉を使わずに、「雨季」という言葉を使ったほうがいいんじゃないか。というくらい、晴れない。去年もこんな感じだった。日本に青い空、黒い夜空なんて存在するんだろうか? ネオワイズ彗星? どこの外国の話ですか?

と心が荒みかけていた昨日、日の光が見えたんだ。太陽の写真でも撮ってみるかと思い立つくらい、久しぶりの太陽だった。α6400と400mmミラーを準備して、ソーラーフィルターを装着したとたん、雲がどんよりと漂ってくる。天体写真あるあるは、夜中だけではなくて昼間でも通用するジンクスみたいだ。

さらに太陽が姿を現すのを待っていると、太陽は電線の陰に入っていった。なんだこの仕打ちは、東京から出ていきたい……。

この写真は、木星じゃないよ。太陽だよ。表面のシマシマは電線だから!(´Д`)ハァ…

MP4動画(コンポジットするつもりだった)で撮影したコマを確認していたら、黒点が写っているのを見つけた。 

宇宙天気予報センターのホームページに「現在の太陽表面」(パーマリンクにしてよ)の写真があったので、照らし合わせてみたら、角度は違うけれど、たしかに黒点のようだ。黒点を観察したのは小学生以来だ。

いま太陽は、活動の第24周期と第25周期の間にある。24周期は2008年に始まり、2014年に極大を迎えた。24周期の終わりとなる極小期はまだ確定していない。と、国立天文台の「2020年6月の太陽活動」(パーマリンクにしてよ)のページに書いてあった。

あぁ、11年周期で巡ってくるというあのことか(どのことだ?)。太陽の赤道ってどうやって見分けるんだ? 太陽の写真の場合もやっぱり北を上にするのかな? 黒点を観察すると何が分かるんだったっけ? 小学校の理科の授業では、いったい、何を学んだんだろう。

とんと覚えていない。

この記事へのコメント

  1. 太陽黒点出てきましたか。
    高校の天文気象部で毎日、太陽黒点観察していました。
    部員全員で回していたら、精度が落ちるとのことで太陽斑だけでやるようになりました。
    なので流星斑だった私は黒点のことはよくわかりません。

    • 狙ったわけではなくて、たまたま写っていましたよ。

      黒点観察って、職人的な精度が求められるんですね。太陽班とか流星班とか分かれているのが、どことなく聖闘士星矢っぽくて、かっこいいです!

      • 投影板に写して黒点を鉛筆でなぞり、数を数えるのですが、
        個数の数え方が特殊なので慣れが必要でした。
        何十年も続いている研究で、学会にも投稿していたので精度が求められました。
        文化祭では「蝶形図」という太陽の南北に現れた黒点の数の変化を示すグラフを作成していました。

        他には気象班と惑星班もありましたよ。
        気象は大先輩達が学会に投稿していました。

        何もかもが懐かしい・・・

        • 2つの黒点がひょうたんのように一つになった黒点を何個として数えるとか、ルールがありそうですしね。

          ざっくりとネットを見てみましたけれど、蝶形図って面白いですね。黒点の現れ方に周期があるってこうやって見つけていくわけですね。これを50年にわたって高校生が代々記録してきたとか、努力の賜物ですよ。

          私には真似ができません。脱帽です。

  2. 小学6年生の夏休みの自由研究で黒点の観測したのを思い出した。

    >太陽の写真の場合もやっぱり北を上にするのかな?
    おいらもさっき宇宙天気予報センターの太陽の映像を見たときに同じことを思ったよ。
    “月は南が上”という基準は、望遠鏡を覗いてスケッチしていたところからきてるとすると、太陽も同様にスケッチしていただろうから同じ考えになると言えそう。
    ただ、月に関してはあくまでも限られた雑誌の掲載基準であって、他の星野写真ほど統一されているわけではないんじゃないかな?と勝手に想像してる。

    個人的には直接見てる月の姿のイメージが強くあるから、北が上の方が断然好きだ。
    経緯台のように水平基準でも、月全体像の写真(月の一部分でない)ならあまり気にならない。

    • 気になったので調べたところ、
      太陽黒点の観察用紙は北が上になっています。
      黒点観察の観点からすると、写真も北を上にするべきなのか。
      国立天文台のホームページでは画像の種類によって北が上か下か書かれているので、明示すればいいっぽいです。

      月の写真は南が上、ということは初めて知りました・・・

      • 私も観察用紙を見てみました。おっしゃるとおり北が上になってますね。赤道儀を使って観察しないと、経緯台では北を間違えてしまいそうで怖いです。太陽班が必要なわけですね。納得です。

        • 一番、経験が必要なのは黒点の数え方なのです(詳しくは検索してください)。
          半暗部がー、群がー、係数がーと複雑で訳がわかりません。
          なのでクビになりました(笑)

      • 太陽黒点の観察用紙というのがあるんですね。
        はじめて知った。ありがとう。

        >一番、経験が必要なのは黒点の数え方なのです
        これ非常に納得。^^

    • 太陽のように、南北がはっきりしない天体写真は、掲載時にルールを決めておかないと、月のような手がかりがないから、混乱のもとになるのですね。

      太陽に限らず、星野写真は、よほど特徴のある天体でないと、スケールとか南北がはっきりしないわけだから(けむけむさんの彗星写真もそうでした)、北が上のルールがある理由が分かってきましたよ。

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