一体、誰得な企画なのかわからないけれども、Cマウントレンズでナローバンドフィルターを使えるように粛々と計画を進めていくのだ。
まずはフィルターアダプターの改善から。写真で見るとわからないかもしれないけれども、新バージョンは薄くなっていて、3点支持のポイントがついている。
3点支持はすごく秀逸で、ゆるすぎずきつすぎずでレンズのフードにぴったりとはまるようになっている。そして、フードを接続するための溝を周りに3か所つけた。作図をみてもらったほうが分かりやすい。
次にレンズじゃない方のフード。特に工夫はしていないが、接続に3つのツメをつけた。ツメの先に落下防止のための返しを作ると言うやり方もあったけれども、サポートを作りたくなかったのでまっすぐにした。他にもアリガタのような複雑な形状を作ってがっちり感を高めると言うやり方もあったけれども、ツメの肉厚が1ミリほどしかないので、複雑な形状は諦めた。というか複雑な形状だったら作図できなかったと思う(汗)
今回はPLA+で印刷した。フィラメントが推奨する220度、プラットフォームは70度に設定。プラットフォームが熱いうちに取り外そうとしたら造形物がぐにゃっと曲がってしまった。冷却されるのを待つべし。冷却されると、力をいれなくてもポロッとプラットフォームから取れた。はやる心を鎮めなければならないな。
フードのツメは、踏んづけたら確実に折れる(そして本体も割れる)。印刷の仕上がりとしてフードのツメ周辺が収縮しているらしく、アダプタに取り付けたときは、しっかりとはまる。取り付けの順番としては、まずフィルターをアダプタに装着。次にフードをかぶせて、最後にレンズに取り付けるというのが間違いないかも。
2つを合体させたのがこちら。前からみたところ。フィルターが必要以上に露出していないので、これでもいいかなという感じ。もう少しフードを伸ばしてもいいのか、微妙なところ。どちらにしても内側にファインシャットをはることになると思う。
こちらの写真は後ろから。少しツメが浮き上がっているのが見て取れると思う。このおかげでかっちりくっついているというのはある。そして、この合体したフードとフィルターアダプタをCマウントレンズに取り付けることになる。
カメラに装着して、合体させたところ。
ポラリエに載せてみたのがこちらの写真。だいたいサイズ感はおわかりいただけるかな(ここ数日、ポラリエは出しっぱなし)。これで試写したいところだが、あいにく今日は悪い曇り空。いつかの機会に試写する。
サンドペーパーで磨いてやろうかと思ったけれど、積層痕は積層痕でいい味出してる。前回と言っていることが違うが、要は面倒なのだ(笑)フードは青にしちゃおうかな。うるさいかな。
この記事へのコメント
いい感じに出来ていますね♪。
薄さについてですが、自分のプリンターだと厚みが1.5mm、いや2.0mmあれば大丈夫そうです。
リーマーケースやウェイトシャフトのケースは1.0mmで作りましたが問題なく使えています。
でも、そこまで攻めることは少なくて、しっかりさせたいモノは大体3mmぐらいからにする事が多いですね。
この辺りはプリンターによっても違うのかな?フィラメントによるのかな?
ありがとうございます! 厚さ1mmでも、雑に扱わなければ問題なさそうです。むしろ変形しやすいのでないかとか、そんな心配の方が大きいかも。そのあたりは使ってみて判断ですかねー。ちょっと注意してみておきますー
改良強化新型フードですね!
ザクとは違うのだよ、ザクとは!
そうか。青にしてブレードアンテナつければいいんですね!
写真で見てる感じと実際の見た目との違いは判らないけど、積層痕も味だよね。
以前見たカメラde遊ingさんのシルバー系の奴は、粗削な金属っぽく見えてなかなかいい味出していた。
人間ってわがままでさぁ、欠点があるとその欠点をなんとかしたいと必死になって、その欠点を克服してしまうと今度はその欠点が味に思えてきてあえてその欠点を再現したりする。
最近、デジタル時代に克服されたアナログ時代の欠点をあえて味としている部分を見つけると、ふとそんなことを思ったりするよ。
^^トシダネ
身の回りにある樹脂製品の表面がどれもツルッとしているので、かえって積層痕が新鮮に感じる造形物もありますよ。スマホスタンドを作ったのですが、これは積層痕が年輪みたいでお気に入りです。私もトシですかね(笑)