テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、望遠鏡になーれ! 口径76mm、焦点距離300mm、F4の凹面鏡。10月27日にありさんでぽちって、12日後に届いた。光学も工学も何も分かっていない自分に反射式望遠鏡なんて作れるのだろうかという不安はもちろんあるんだが、一度、工作に挑戦してみたかったんだ。でも、作りたいのはニュートン式じゃない。だから、斜鏡は注文しなかった。
そもそも、はじめは反射式望遠鏡の仕組みを知りたいだけだったので、サイトロンさんのニュートニーで勉強しようと思っていたんだ。確かに、中身が見える構造だし、お値段もお安いので、教材としてはぴったりだよね。
でも、しかし、それじゃ構造を観察して終わってしまいそうな気がしたんだ(それで十分なんだけどね)。じゃあ、自分で作るかという考えになって、同じやるなら、あんまり見ない形の望遠鏡がいいなぁと思った。そのほうが、ネタになるでしょう?
以前から、ニュートン式の反射望遠鏡って、なんで接眼部が横に付いてるんだろう?って思っていたんだよ。プライムフォーカスにしちゃえば、斜鏡はいらないやんって。そんなニュートン式の反射式望遠鏡って、見たことないよなぁとググってみたら、美緒さんが同じ発想をされていたよ。うん、まさにこれ。御意。eVscope的なやつ。
ニュートン式の副鏡いらなくね?っていう発想だけど、なんでこれで駄目なのかわからない
高精度なミラー1枚で出来るんだしコストも安そうだけどなぁ…
カメラ保持の問題? pic.twitter.com/v9Dne6EGCc— 美緒 (@miorisaki) September 26, 2021
76mmの小口径だと、カメラの遮蔽率が大きくなりそうなところ、遮蔽率を30%前後に抑えられそうな目処はついている。フォーカスや光軸合わせの機構については、ほとんど検討できてないけれど、そのあたりの試行錯誤が面白いのではないかと思っているよ。
鏡が手元に来たからには、設計を考えなきゃだ。完成するのはいつになるか分からないし、完成する保証もない。その過程を楽しんでいきたい。
この記事へのコメント
素晴らしい計画です!
これですと、光軸調整はセンサーと主鏡のスケアリングの2つの要素のみでよく、最もシンプルな形式ですね。比較的小口径の場合、センサーの筐体による中央遮蔽が懸案になりますが、既存のCMOS等からセンサーと回路を取り出してオリジナルの小径筐体を3Dプリントされると推察いたしました。
2面反射の場合、実はメッキ面の反射率によって暗くなるのですが(概算で、90%×90%=81%程度)1面反射にすることでその損失も半減するというオマケもありますね!
公称D76mmfl=300mmの鏡は自分が望遠鏡一式として入手した10台くらいは、全て実測fl=280mmでした。aliで鏡単独入手の場合ちゃんと(?)300mmになっているかどうかも興味があります。あと、これは球面鏡ですよね? レンズレスシュミットなんかの芽も出てきて発展性も無限大です。
いずれにせよ続報が非常に楽しみです!
シベットさん、ご無沙汰しています。ためになるコメントありがとうございます!
カメラは、はい、激安ウェブカムなどから取り出すつもりです。コマ収差は小センサーを使えば、さほど気にならないのではないかと都合のいいことを考えています。
なるほど、光の反射率というのもあるのですね。屈折でいうFナンバーとTナンバーのようなものでしょうか。そういうメリットがあるとは! ありがとうございます。
一応、顔が拡大されて写るので球面鏡だと思います。指の腹で触った感じ非球面でもないと思います。実測と公称で焦点距離が違うというのは注意点ですね。計測の仕方も考えないとです!
CenterCamを改造して1本脚で取り付けるんだと想像しました。
この流れ、そうでしょ(`^´) ドヤッ!
カメラde遊ingさん、当たりです! CenterCamを手にしたことで、実現できそうな気がしました。類似品がAliに出ていたのを見つけたので、それを使うかもしれません。足の数は、光条を考えると、1本より4本がいいかしら? 遮蔽の面積を減らすために3本も考えてみましたが、ちょっとかっこ悪いかも? それも特徴あっていいかなあ?
そうですよ。やっぱり不要って思いますよね。
ってことで成功したら大きいの作るので教えてくださいね
もう一つ前から思っているのはドブソニアンを赤道儀に乗せる鏡筒バンドとプレートも販売してくれって思います
スカイウォッチャーの16インチドブが32万で買えるので、それを赤道儀に乗せられたら安く済むのに…って思っています
眼視するんでなければ不要ですよね。みおさんのツイッターのスレッドがいい勉強になりました。懸念材料やメリットも一通り出ていたような気がしますので。実際に形になるかどうかは自信がないですが、時間をかけてやってみます。
確かに、ドブソニアンのバンド・プレートがあれば、赤道儀に載せられますよね。みおさんの赤道儀なら16インチ級でも載りそうです。
既に書かれてるけど、いままでの流れからあのカメラがすぐに頭をよぎるよね。
^^The camera crosses my head.
どうせなら主鏡もガシガシ(←どんな音かわからんけど)と自分で研磨して作るというのあるよ。
そういう自作ブログサイトを読んでると、もれなく”λ”という言葉が出てくるんだよな。
^^ナンダヨλッテ
>副鏡いらなくね?
いらねぇよ。^^
いらねぇよ。に吹きました(笑)
研磨は積層痕だけで勘弁です。そういえば、昔の取引先?のおじさんがレンズを研磨してるって言ってたのを思い出しました。λといえば、電気シェーバーしか浮かんで来ないです。
λを探せ!
^人ぇ^人Λ入∧^ぇ入人Λ人ぇ^人λ^Λぇ人入∧
皆さんがコメントされてるように、私も、例のwebカメラとこの凹面鏡の幸福なマリアージュを期待しています。
出来ることなら、あの、ウィルソン山の歴史科学技術遺産、100インチ反射望遠鏡の美しい鉄骨トーラス骨組み鏡筒を3Dプリンタでミニチュア化して頂けたら・・・床の間に安置して、E.ハッブルをはじめ、天文学の発達に美しい100インチ鏡筒が果たした役割を偲ぶことができるのです・・・
その幸せなマリアージュは、やがて軋みに変わり、破局へと向かうのであった….。とならないようにがんばります!
100インチ反射望遠鏡のプリントデータを探してみましたが、すぐには見つからなかったです。残念!
あれ、これぞホントのシュミットカメラ・・・
レンズレスシュミットは鏡筒長くなりますが、イイ回答だと思います。
トラス構造だとカッコいいですね。3Dプリントは継ぎ手だけで、丸棒で組むのもいいかもしれません。
スケアリングとフォーカス部分はおぼろげにイメージができてきましたが、鏡筒の部分は悩み中です。あぴさんもトラス構造派ですか。かっこいいですよね。いい材料があればいいのですが。
なんか気合の入った企画ですね
10回くらいは連載に期待してます (^o^)
けむけむさん、ありがとうございます。気合を入れたつもりはないのですが、10回くらいは粘らないとですね。完成は、いつのことになるやらです。^^