プライム・ニュートンくんは、眼鏡屋さんで光軸を調整してもらったわけだけど、果たしてその効果はあったんだろうか? というのをこのエントリーで見ていくよ。今回光軸調整に使ったのはこちらのレーザーコリメーター。
アマゾンのレビューをみると、コリメーター自身の光軸がずれているという話もチラホラあって心配だった。けれど、カメラde遊ingさんのブログを読んで、修正できることを知ったので、ならばと試してみることにした。
プライム・ニュートンは、光軸を調整するのは一か所だけ。だから、普通のニュートン式より、コリメートはしやすいと思う。というか、そもそも私は屈折式を主に使ってきたので、反射式の光軸調整なんて過去にしたことがなかったんだよ。今回がコリメーション・デビューなんだよ。
うまく調整できるかなと思いながら、まずはコリメーターを転がして、その精度をみてみたところ、問題はなさそうだった。なので、そのまま調整作業に入ったんだ。前日の光軸は大きくずれていて、ターゲットの外だった。そんでから、三か所のネジを緩めたり、締めたりして赤いレーザーポインタが真ん中に入るのを確認した。ノーズのほんの小さな傾きだけでも真ん中から外れるので、初めてのこともあって、かなり神経を使ったんだよ。結果、ほぼ何も悩むところはなかったんだけどね。
次は、月を撮影して、光軸調整の成果をみてみることにした。比較のため、前日に撮影した月面を掲載しておくよ。下の写真ね。
そして、19日午前0時30分ごろに撮影した月がこちら。カメラは前日と同じQHY5III-174Mだ。しかし、なんだが、まったく劇的に変わった感じがしないんだが……。どうよ?
QHY5III-178M(Hα)でも撮影してみた(シングルショット)。カメラを変えたからといって、画質がよくなるわけではないよね…orz。
撮影中に光軸がずれた可能性があると思って、撮影後に改めてコリメーターで光軸を調べてみたんだが、赤い光は中心にはね返ってきていて、ずれてはいなかった。とすると、このボケた感じは光軸のズレが原因じゃないということだよね?
となると、怪しいのはスパイダーだ。光軸調整用のM4ネジを先端にねじ込む必要とウェブカムのケーブルを隠す必要から、スパイダーは7mm厚に設計していた。これがスパイダーが太い理由なんだ。
eVscopeの外観写真を見てもさほど、スパイダーは細いように思えなかったので気にしていなかった。でも、像のコントラストが低いのは、こいつのような気がしてきた。だって、光路上にある遮蔽物って、このスパイダーしかないもの。ということで、2〜3mmに作り直して再度挑戦してみようと思うよ。
この記事へのコメント
ん~~~
月ぢゃなくて、点状の光源を撮ってみるとナニか分かるかもですね
ありがとうございます。点ですね、撮って見ます!
以前の試写で光条が二重になってたじゃない。
その時、スパイダーの太さとクロームメッキの支柱からの反射が気になってた。
どちらかじゃないかな?
^^ガンバレ♪
屈折でも、かなり苦労しましたが、反射も苦労しますね(笑) 単に撮れるのと綺麗に撮れるのでは大違いです。まだまだ工夫のしがいがありますよ〜(ずっと遊べそうです)
天リフのサムネが”プライム・ニュートン計画(7)”になってたから、おや?もう更新されたのか?って思っちゃいました(^^;)
さっき(6)を見た気がしたのにってね。
いよいよフレキシブルの外装を取る訳ですね。
いや、あれはお蔵入りか・・・
この段ボール、結構、気に入りましたよ。腕抜きは輪っかが小さくて入りませんでした。腕抜きを記事にしようかと思ったのですが、あまりにもそれだけなのでやめました(笑)
鏡筒枠とスパイダーが一体造形なら細くなるよね?とか、
底が六角形なんだから、スパイダー支持部も六角形でいいんじゃねー?とか
思ってみたりしました。
平面あると、仕上げ磨きも楽ですしおすし。
ピントとチルト、どちらかをとると、どちらかが減っこむという感じでなかなかうまくいきません。eVscopeみたいな形で全部底面に持っていければいいのですが。
> 腕抜き、チッチャかったー
ん-、そうカモ。ポパイぐらい太い人用のXXLサイズでないとだめですかねー。(←無責任)
じゃ、脚絆。ゲートル、黒タイツ・・・(←ナゼか装身具にコダワル?)
マジメな話、段ボールがベストですね。軽いし。剛性もあってフレームの歪み防止にもなりそうですね。
月の方は、ピンボケ?手振れ?スパイダーの遮蔽を疑ってらっしゃるようですが、それってコントラストの強弱に作用するのでは?バーティノフの出番では?
腕抜きは農作業(するのか?)に使うので問題ないです( ´∀` )
何が原因なのか、さっぱり分かりません。一つ一つ切り分けていくしかない感じです。ウーン