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スティックPCに手を出してみたものの、心が折れた話

しまった。これどうしよう? あんまり考えもなくポチってしまった。「MINIS FORUM S41」というスティックPC。

ラズパイ、ASI AIR PROときて、「次のちっちゃいやつといえば、スティックPCでしょ」くらいの考えしかなくて、快適に動くかどうかとかまともに調べなかった。OSがWindows 10 Proで2000円クーポン付きでタイムセール中だったから、「リモートにちょうどいいやん」とつい…..。バーゲンに群がる昭和のオバサンみたいだ(汗)

CPUはCeleron N4120、4GB RAM、64GB eMMCという構成。電源用のUSB-Cが1。USB3.0が2。HDMIが1、ミニディスプレイポートが1。TFカードスロットが1。ラズパイと違ってUSBハブの増設は不可避。電源は、5V3Aが付属していた。ラズパイ4と同じなので、モバイルバッテリーで駆動できそう。

Core Mを買うほどの勇気もなかった。Core i5-4200Uと比較したサイトがあったけれど、こいつは一昔前のノートパソコンと同じくらいの性能だろうな。SharpCapとかAPTなら動いてくれそうだけれどな。

何が面倒って、ディスプレイとかキーボードとかマウスがないと初回のセットアップできないってことですよ(できるの?)。LANにつないでデスクトップから設定できれば楽なんだけれど、テレビに挿して、キーボードつないで、マウスにつないで、というのが面倒。最近、年をとったのかな。こういう作業が苦になり始めた(汗)

しかし、第三のリモート環境が構築できてしまえば、ASI AIR PROでもEkos / INDIどれでも選び放題になる。OSがWindowsなら、使い慣れたSharpCapやAPTで撮影できるってのがいいね。どちらもPlateSolvingに対応しているしね。

重い腰を上げる。まずは、こいつを使っているイメージが沸かないとテンションも上がってこないので、雲台の上に乗せてみた。HDMI端子の先に、ダミープラグを付けるんだけど、細長くて不格好。ダミープラグのでっぱりが随分余計な感じがする。

そこで、アタッチメントパーツを暫定でプリントして、放熱部をふさがない形で横付けにすることにした(写真下)。まぁ、いいんじゃないか。USBハブも使いやすい位置に(両面テープとビニールテープで)固定できたし、雲台に乗った感じは、ASI AIR PRO やラズパイよりスマートだ。

次、セットアップ。出力先としてディスプレイが必要なので、リビングのテレビのHDMI差込口にスティックPCを差し込んで、USBにマウス一体型のキーボードを挿す。TFカードスロットには、64Gを差し込んでおいた(何に使おう? Cドライブのアキは30Gくらい)。

リモートデスクトップの設定を済ませ、Macからリモートで操作できるようになった。案の定、画像処理用に使っているWindowsと比べて動作はちょっともっさりしているというか、レスポンスが悪い。でも、使えるくらいには使える。こんなもんだろうと思うが、リモートセッションが頻繁に途切れる。一説には、悪名高いWindows Updateが勝手に始まって、勝手に再起動とインストールを繰り返しているからという話もある。初回の起動だし、原因はたぶん、これ。これで、ちょっと疲れた。

次。入れておくのは次のソフトウェア。こんなのでよかったんだっけ? 忘れてる気もするな。

ラズパイ(AstRPi)やASI AIR PROはこのあたりを気にしないで済むのがよいな。ASI AIR PROのセットアップの楽ちんさと言ったら天国だよ。AstRPiも統合環境だから、インストールするだけで、ソフトウェアやドライバの選択に悩まなくて済む。Windowsは面倒だ(太字にして言いたい)。

(CPUの世代にもよると思うんだが)Core i3以上を最低動作環境とするステラショット2がこれで動くのなら話は別な気もする。なんか、そうしたい気分に駆られてきたが、光学ドライブをこいつにつなぐのか? それも面倒だな。

SharpCap入れた、QHYとZWOのドライバ入れた。うちのネット環境だと、それぞれ10分ちょっとかかってるな。次、ASCOM。ダウンロードに1時間だって? ポキっ。

ここで力尽きてしまった。明日、気が向いたらやります。復活できないかもしれない…orz

先生! リモート環境の構築はスティックPCより、ASI AIR PROはもちろん、ラズパイほうが楽だと思います!

いかん、前向きに、前向きに!

スティックPCで心が折れないために
スティックPCのセットアップをしていて、「こんなにWindowsって使いにくかったっけ?」というくらい、とにかくストレスが溜まって作業を投げ出してしまった。買って後悔した品物の一つにカウントされるんじゃないかとも思った。でも、ネットを調べて...

 

この記事へのコメント

  1. これが噂のスティックPCか…
    私は買うことないですね(笑)

    小型PCということだと家にファンレスのNUCがありますが、それでも動作が遅いと思うことがありますからね。
    スティックは見るからに動作が遅そうというのと撮影した写真の一時ストレージとして使うのにも気が引けます。

    • 撮影するだけなら、そんなに負荷がかかることはないと思いますし、使いこなしてらっしゃるユーザーさんがいらっしゃるので、きっと使えるのでしょう。しかし、セットアップにこんなに手間がかかるとは思っていませんでした。Windowsの撮影環境構築ってこんなに面倒でしたっけ。それともスティックPCの問題?

  2. にゃあさん
    Windows10だとメモリ4Gが鬼門になりそうです。。。(経験上8Gはほしい)
    OSの操作などはLinuxより楽でいいんですけどねえ。。

    お使いの機器にもよりますが、とにかくASCOMドライバがきちんと動作さえすれば慣れた環境で操作できるのは大きなメリットです。

    私の機器ではASCOMのPOTH、PlateSolvingとの同期が鬼門でした。
    (PlateSolvingの速度も、、)

    • 追記
      ステラショット2使えるならASCOMとPlateSolvingの問題はクリアされますね。
      それか、Linuxを入れるとか(地獄への誘い)

      • ステラショット2はスティックには入れませんって(笑)LinuxもAstRPiとStellarMateでおなかいっぱいです〜

    • 環境構築に関しては、統合環境のKstarsの方が楽ですよね。WindowsはUIも洗練されてますし、使い勝手は良いと思いますが。8GやCoreのスティックとなると、ちょっとお値段的に手を拱いてしまいます(あるんですかね?)。ノートパソコンの方は、ハード的に優良なのと、少しずつ環境を構築していったので、苦になった記憶はないんですが。

      • Linuxは一からだと地獄ですよ(笑)
        ステラメイトにしても、AstRPiにしてもインデックスファイル以外はすでにいれてあるので手数が減っています。(ドライバの設定や操作のローカルルールの煩わしさで相殺されていますが(苦笑))

        WindowsだとSolverはASTAPがとても良いですよ。(Linux系と同様の速度で解析します。Astrometory系はなぜか非常に遅い。。)
        APTとも連携できます。

        鬼門はASCOM。。(早く正式にWindows10、64ビットに正式対応してほしいです。)

        • Linuxは一からじゃなくても地獄です。StellarMateにしてもAstRPiにしても、どうひっくり返しても一般的じゃないです(笑)。今回、ASTAPに挑戦してみようとDL中なのですが、なかなかファイルが落ちてきません。

  3. 昨日のオヤジの暇つぶしテストと同じですが、スティックPCがあったら、迷わず、

    ①スティックPCに、ubuntu・lubuntuなどOSを入れ
    ②追加でINDI関係を入れ
    ③自動導入や撮影などは、クライアントになるPC(Win/Mac等のノートPC)にkstarsを入れ、Serverとはソケット通信で繋いで操作

    これが良いと思いますね。(笑)

    • おっと、オヤジさんから地獄への誘いが。。。(笑)

      スティックPCの方がラズパイとかよりはシステムいじり少ないとはいえ(RTCありますし、OSもラズパイと違ってフルセットのものが使えます)
      が、環境づくりの手間は。。。。(動くようにするまでが結構手間です)

      ASTAPはインデックスファイルが2種類ありますので、ご自身が使う画角でお選びください。(通常はG17でOK、G18は長焦点用、併用は不可)

      画像のサイズとか品質とか気難しいところがありますが(ちょっとでも画像の状態が良くないとエラーが出る)、フリーで使用できるWindowsのSolverの中では圧倒的に高速です。(Astrometory.net系と比べて10倍くらい早いです。と、いうかどうしてWindowsのAstrometory.netこんなに低速なんだろう?最適化の問題でしょうか)

      • T-Studioさん、スティックPCで動くLinuxのディストリ作ってください。私はラズパイで十分ですが、喜ばれる方もいらっしゃるかもしれません(笑)

        >ちょっとでも画像の状態が良くないとエラーが出る
        これ、気になりますが、実際に使ってみないとですね。APTのPoint Craftで遅いと感じたことはないのですが、期待しています。ということで、APTも入れてみます。

    • オヤジさん、運用しやすいシステムができたようで、おめでとうございます。Linuxに限らず、ソフトウエアの動作は軽くないとですね!

      Linux用にスティックPCをあえて選ぶ理由もないと思うのですが、WindowsがセットアップされたマシンをLinuxにする遊びだと思うと楽しいかもですね。

  4. ラズパイと比べてスティックPCの優位点はWindowsだということぐらいだな。
    ↑のおやじさんみたいに、いきなりUNIX系のOSを入れちゃう人もいるんだろうけど・・・
    アプリケーションが動いてしまえば、OSは関係ない(あまり意識しない)から魅力に乏しいというのが本音。
    是非スティックPCが欲しくなるような展開を期待する。
    ^^ドウナルカ キタイ!

    P.S.
    Windows Updateを何とかしてほしい。
    SSDならいいんだろうけど、HDD&非力なPCだとたまったもんじゃない。
    マイクロソフトはこの状況を”正常”と思っているんだろうな、きっと。
    (`´)凸

    • 是空さん、おっしゃるとおり「スティックPCの優位点はWindowsだということ」だと思います。気を取り直して絶賛作業中です。付き合い方が分かってきたような気がします。がんばります(笑)

      Windows Updateは辛いですね。罰ゲームですね。デスクトップはともかく、ノートは常に電源を入れてるわけではないので、仕事中にUpdateが始まったりするとマシンを壊したくなります。

  5. スティックPCでUbuntu運用している私は異端ということでいいですか(^^;;;

    RasPi4になってようやくメモリの縛りから解放されましたが、RasPi3の頃だとメモリが少なすぎてLinuxでもきつかったこともあり、x64カーネルが安定して動くスティックPCは優秀だったのです(^^♪

    • のりきゅうさん、ご無沙汰しています。スティックPCでUbuntu運用という手があるのですね。心折れたのは度重なるUpdateなので、Linuxで運用するというのは興味があります。ただ、興味があるだけで、私にはできる気がしませんが(笑)

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